掛川奮闘記

2003年10月10日(金) 031010_大祭の宵宮

【車の故障?】
 車の鍵のリモコンが効かなくなってしまった。ドアのロックもかからない…。どうやら故障と決めつけて、自動車工場へ向かう。

 「どうしました?」
 「鍵のリモコンがかからないし、ドアロックも出来ないんです」

 「どれどれ…」
 と、工場の方が鍵を鍵穴に差し込んで左右にがちゃがちゃすると…カチャ。

 あれれ?直っちゃった!? リモコンも使える。

 「どういうことですかね?」
 「そうですねえ…、中の部品がちょっと強く固定されちゃったかも知れませんね。リモコンは電池なんかを替えるとメモリが失われることがあるので、初期化をしてみましたけど、どうでしょうかね」

 「はあ…、直ったんだと思います」

 …というわけで、お医者さんの前に出ると治ってしまう患者のように、私の車も直りました。

 それにしても、なんだかリモコンを使うと鍵の音が無理をしているような気がして、早晩またここへは来そうな予感。うーむ。
 

【ユージン訪問団来る】
 ユージン市からの公式訪問団ご一行様が市役所を表敬訪問して下さった。

 団長はユージン掛川友好協会のユージン側会長のジョン・シンプソンさん。私たちが掛川に行った際にも大変お世話になった方であります。

 団員は全部で18名。中にはユージン市で行われたサヨナラパーティで「今度掛川を訪ねます」と言って下さった方の顔も見られ、また他の人のホストを務めて下さった方もいて、懐かしい。

 多くの方が私の顔を覚えていてくれて、嬉しかった。

 市長の挨拶に続いて、ちょっとだけ英語でご挨拶。少し緊張して上がってしまった。

 今回のメンバーの中には、私と一緒にユージンへ行った娘とユージンのパーティで知り合いになり、その後何回かメールを交換している女子高校生もいました。

 「私の娘を覚えていますか?」と尋ねると、はにかんだように微笑んで「何度かメールをもらいました」と返事をしてくれました。

 娘がここにいないのが残念ですな。

【大祭の宵宮】
 今日から三年に一度の掛川大祭であります。三年に一度なので出し物も他の年とは違って、祭に参加する人たちの意気込みもちょっと強そう。

 今日は町内の祢里(ネリ、山車のこと)は主に自分の町内の中だけを回るので、それほどの賑わいはない。

 明日からの三日間は街中の路地を約30台の祢里が動き回り、あちらこちらで正面から向き合うと外交提灯を持った役が調整に走るという独特のしきたりが見られる。
 
 夜もちょっとした宴会があって街中で飲んだのだが、外に出るともう祭一色で、ふらふら歩いていようものならあちこちから声がかかって、「会所へ寄っていって」と言われる。

 一度目は断るのだが、「御神酒があるので」と言われると弱く、結局そこで一杯、二杯のお酒をいただいて話し込んでしまう。

 うーむ、ほどほどにしないともたんぞ。

 そんなわけで明日からはお祭りです。街中の道路は交通規制が敷かれて歩道には露天商が店を連ねて、気分が盛り上がっています。

 祢里は夜見るのが綺麗。提灯の暖かい色と真っ赤な模様、それに笛と太鼓が重なると、なんとなく日本の祭の良さを感じます。

 故郷らしい故郷のない私にとっては、なんともうらやましい限りですが。



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こままさ