| 2003年10月09日(木) |
031009_元気は移る |
【委員会視察二日目】
夕べは名古屋市泊まりで、今日は名古屋近傍の元気の良い商店街を視察する。
まずは名古屋市中区の大須商店街。ここは名古屋市のほぼ中央に位置し、かつての一台繁華街として反映を謳歌した町である。
歴史は古く、1610年に徳川家康の名古屋城建築に伴ってまちづくりが始まった、と言われる。そこで、今の岐阜県羽島市にあった大須観音をこの地に移されて、門前町として栄えた。
しかし第二次大戦後、戦争による施設の焼失や大規模都市計画の結果幹線道路に囲まれて陸の孤島と化すなど悪条件が重なり、次第に商店街は廃れていった。
そのような状況に危機感を持った若い商店街の仲間達が町の再生に向けて動き出した。
手始めはイベント。昭和50年に「大須を市民コミュニティの街に」
をテーマに「アクション大須」が行われ、歩行者天国、街角コンサート、寸劇、寄席などが市民を引きつけた。
この動きは現在、大道芸を中心とした「大須大道町人祭」として受け継がれている。
さらにこの時期に相前後して家電量販ディスカウント店群である「アメ横」がこの地に進出し、ここが一気に若者の集まる場所となった。
今ではさらにイベントを充実すると共に、ハード面の整備も充実させ、さらに商店街組合で土地を取得し、組合会館を建設。ここを拠点にさらに活性化を図っている。
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商店街連盟の会長のKさんを突然訪問したのだが、本来はお祭りで忙しいところを、静岡に身内がいるらしくて、「静岡と聞いたら案内せずにはいられません」と言って頂き、質問にいろいろと答えて下さった。
もともと「居住と店舗は一体」という考えでやってきたが、最近は所有者が店を出来ずに、テナントとして貸すケースも増えてきている。テナントの店長だけだと、組合の運営は難しい。
商売を替える人もいる。特に若い人に多い。たとえば果物屋さんの二代目が、余った果物をジュースにして売り出して、今はジュースがメインになった例もある。
一番困るのは、「ワシの財産なんだから、ワシの好きなようにやらせてくれ。シャッターを閉めるのもワシの自由だ」という石頭だ。
こういう人がいると、本当に地域としての一体的な力が出ない。この地区でもそういう人はいる。情けないことだ。
…これだけの商店街でもこういう例はあるんですな。わが地元も振り返ってみよう。
【ジャズドリーム長島】
次に、三重県長島町の「ジャズドリーム長島」というアウトレットモールを訪ねる。
ここはもともと東海地区屈指の総合レジャーランドである「ナガシマスパーランド」の前にあります。周辺には長島温泉があって、昔は温泉だけで有名だったのが、今では総合レジャーランドになっている。
この「ジャズドリーム長島」は、アメリカのニューオリンズの街をモチーフにして、ジャズミュージシャン「バディ」の見た不思議な夢というコンセプトストーリーに基づいた町並みが作られていて、そこに様々なアウトレット商品が並んでいるのである。
ところで「アウトレット」って何？これは、�．瓠璽�ーのサンプル品でもしかしたら製品されなかったものも含む、�∩哀掘璽坤鵑虜澹防福↓�若干傷や汚れが付いたB級品、�ず得源塞福↓ゥ瓠璽�ーが海外で売るために生産している海外用品、…などを言うのだそうです。
いずれにしても、いろんな理由でそれなりのものが安く手に入るのである。
中の店は、ブランドショップが多く、時計、洋服、おもちゃ、宝石、などなど多数。掘り出し物が見つかるかもね。
中の広場では大道芸人が大道芸をやっていて、お客さんを盛り上げていた。なかなか上手で思わず差し出された袋にお金を入れておりました。
うーん、盛り上げかたが上手ね〜。
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さらにその後にはお千代保稲荷を訪ねてその参道のお店街を見て今回の視察を終了。
元気のある街を見ると、こちらにも元気は移るのだ。
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