掛川奮闘記

2003年09月17日(水) 030917_式典前夜

【部課長会議】
 市長が就任二年目に「若気の至り」で、作ったこれからの夢という昔の文書を引っ張り出して紹介する。

 新刊線駅の誘致、東名インターの誘致、お城の復元、体育館の建設、市民会館の建設…などなどの夢が描かれている。

 当時は回りから「夢ばかり言っていて駄目だ、早く止めさせよ」などという陰口も叩かれたらしいが、長老議員の実力者から「まあちょっとはやらせてみよう」ということであったらしい。

 今思えば、全てできあがったものばかりで、決して夢物語で終わらせなかったところが凄いな。

 半分は自慢で、半分はこういうことを言える者が市長をやるべきだ、という後輩達への叱咤激励か。

 市長の後をやる人は誰でもつらいわな。

【東高跡地問題】
 県立東高が市内の別の場所に移転するに伴って、その跡地をどう処分するか、という相談をする。

 結局は、市が買うしかない、というのが結論めいた話だが、とりあえず壊さずに残しておいて欲しい建物部分を決めたり、今後の方向性を議論する。

 まずはこの土地にはアクセス道路が不足しているので、それらを整備することが必要だ。

 わが市の場合、高校の跡地の問題と言えども、まずは道路整備だな、なにしろ。

【合併の議員特例】
 市内で、隣町のA町の議員さんにばったり会ったので、「そういえば、そちらの一市二町の合併では議員の特例はどうするつもりですか?」と訊いてみた。

 「うちですか?全然そんなのは使う必要がない、という雰囲気ですよ」
 「それは議員も町民もですか?」

 「町民は完全に、『特例などもってのほか!』という雰囲気ですね。議員も、私も含めて何人かは特例を使っても良いのかな、と思っていましたが、今ではわが町でもそんなことを言う議員はほとんどいませんね。特例を使える状況ではありません」
 「うちの方は、合併相手の町に、特例を使った方がよいのでは、という声が出ていると聞いてますがね」

 「そちらこそどうするのですか?」
 「まだ決まっていません」

 「こちらは10月末の協議会でその流れにもって行くようなことで考えているみたいです」
 「そうですか…。うーん、分かりました、ありがとうございました」

 …という会話であった。近隣の合併協議会でも議員特例を使わない事例が多いのだが、隣町の合併協議会でもいよいよ特例を使わない流れが出来つつあるようである。

 自民党総裁の選挙でもそうだが、流れが出来ると一気に物事は流れるものだ。

 ふうむ、これは重要だな。


【来客多数】
 明日はいよいよ建設が終わった体育館の落成記念式典である。

 東京の公園協会からのお客さんと、明日の記念式典のために出席して下さる本省のT課長と一緒に夜は会合。

 T課長は掛川が初めてとのことで、こちらも驚き。

 さんざん飲んでしまったが、明日は大丈夫かなあ。

 ふー。

 


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こままさ