| 2003年09月01日(月) |
030901_防災の日〜いろいろあるね |
【防災訓練】
今日は防災の日。本来ならば市として防災訓練などをするところであるが、この日は隣町の菊川町の総合公園で県の防災訓練が大々的に行われるというので、幹部連中はその様子の視察を行うことにした。
朝から快晴で気温もかなり上がっている。今日は暑くなりそうだ。
朝七時半に市役所を出発して現地に八時に到着。会場には様々な展示用のテントや防災業務を紹介する車などが陳列されているほか、参加者用の日よけテントもたくさん貼られている。
郵政公社では移動用のATM車両が展示されていた。被災地でお金をおろすのには便利そうだ。
また解体業者組合の展示があって、激甚震災の結果家が倒壊した場合は復旧、復興に壊れた家や建物をどけなくてはならないので、それにはこういう組合の皆さんの力を借りなくてはならないだろう。
仮設トイレの展示やら、避難地となる体育館などでの段ボールのしきりも展示されている。こんなものを使う日が来て欲しくないものである。
※ ※ ※ ※
会場にはいろいろな訓練セットもある。四階建てくらいの二面だけ壁のある仮設のビルがあって、壁には窓もあるし亀裂が入ったような模様も描かれている。ここでは空中からヘリコプターで降りて中の住民を救出する訓練や窓から地上へ救出する訓練などが行われる。
中から救出された人はそのままトリアージと呼ばれる訓練に移行する。これはけがをした人のけがの具合を瞬時に判断して色の付いたタグでマーキングして行くという作業である。
もう助からない人は治療をあきらめるし、極めて軽傷の人はそれで我慢してもらう。まさに治療が奏功する人を中心に病院に運んだり手当をするということなのだ。ある意味では冷徹な判断が求められる瞬間だ。
ビルの中から助け出された人には怪我の化粧が施されていて、怪我をした箇所は血まみれになっている。中には目玉が飛び出した化粧をしている人もいて、本当に目玉が外に出ちゃっているリアルな姿はちょっと気持ちが悪い。
しかし本当に災害が訪れるとそういうこともあるんだろうな。改めて気を引き締めなくては。
また傾いて倒れてしまった家屋が四棟作られていて、この中からチェンソーなどを使って住民を救出する訓練が行われた。壁や屋根をチェンソーで切って中から救い出すのである。
車が倒れたり重なっているコーナーもある。ここでは車から乗客を助け出す訓練が行われるのである。
特に今年は、地元住民との連携や協働ということが大きなテーマになっており、今回の訓練にも地元菊川町の町内会や中高の生徒達も大勢参加している。普段からの気持ちの備えをどれくらいに保てるかと言う緊張感を持続するのは難しいが、年に一度のこういう機会を通じて気持ちを新たにしなくては。
ひー、それにしても暑かったなあ(^-^;)。
【部課長会議】
月曜朝の部課長会議。話題はたくさんあったが、まずは給食センターの試食会の話。
市長が二学期からサービスを開始した給食センターの試食会に参加して、子供達が食べるであろう昼食のメニューを試食したそうな。
給食センターは、市内の六つの中学校の昼食3000食を集中的に調理する施設で、用地費が二億円で建物と設備は約十億円なので合計十二億円の施設である。
中学校給食を公共サービスとしてやれ、という話は今を遡ること16年前からの市政の課題であったが、学校関係の予算の優先順位としては校舎の耐震化が最優先とされて、なかなか手が出し切れなかったものだ。
しかし、ここへきて家庭力が衰えてきて、子供達の家庭での食生活がおろそかにされる例が目立ってきたことや、それが原因で不登校になってしまう子が現れるなどしたことで、行政としていよいよ対応する必要に迫られた、ということなのである。
市長の懸念は、そういった子供達の食の問題を解決するための施設であったはずなのが、効率化と衛生管理が求められた結果として、床を一切濡らさないドライシステムと呼ばれる最新式の設備で集中的に調理することで、結果として子供達に食の文化というものが伝わるのだろうか、という点である。しかも、年間に一人の子供が給食として食べる食事の割合はわずか16％に過ぎないということもある。
この点について教育長や学務課長からは、やはり給食に求められているのは食の安全と効率化であること。わずか16％といっても、学校に来る子供達にとっての大事な一食であるので、心を込めて調理することで子供達にその思いを伝えたい、と言うものでありました。
学校での一食が子供達に与える効果をどのように考えたらよいのだろうか。
お昼が自動的に出てくることのありがたみも、子供の時はなあんにも考えなかったなあ。
今では反省して、単身赴任の食事を取っています。
【焼却場の期間延長】
現在使用中の市のゴミ焼却場については、新しいゴミ焼却場の建設着手が遅れてしまったために、使用期限の地元協定の延長をお願いしなくてはならない。
しかもこれが、過去に一度延長をお願いしているのに、再延長をする羽目になったというお恥ずかしいものなのだ。
地元の皆さんにとっては、「いい加減にせよ！」と言いたくなるのも当たり前であるし、そう簡単に謝って済むのならば、なんのための協定なのか、と怒りたくもなるであろう。
ここ何ヶ月か、地元とその使用期限の再延長のお願いをするために担当課は頑張っているのだが、今日は私も同席しての打ち合わせとなった。
市のそれなりの立場の人間も同席してこの話し合いに望まなければ、こちらの誠意や真剣度合いも通じないというものだろう。
幸いにして、地元の皆さんはそれほど強硬な立場の方は少ない、というものの、やはり基本的には「面白くない」という思いが簡単にはぬぐえないようだろう。
今日のところは、住民の皆さんから出された疑問やら質問に対して市としての回答を示すことを中心に意見交換をしたが、今日で結論が得られるはずもない。
また次回の開催をお願いして今日はおしまい。地元でまたご相談の上この打ち合わせをもつこととさせてください。
よろしくお願いします。
【eランキングでの躍進】
わが市が、日経BPの全国市町村アンケートによる「eランキング（電子自治体化）度」のランク付けで、堂々の全国10位にランクインの快挙！
昨年は全国で135位という低迷だったのだが、なんと一気に125人抜き。
担当の職員に、「どういう理由でこれほど上がったのか」と尋ねたところ、
�ヽ堂櫃離曄璽爛據璽犬�できた。
��議事録や市長区長交流控帳や例規をホームページに掲載した。
��住宅情報を都市計画課や区画整理課が掲載した。
�さ抛�夜間の病院、開業医の案内を徳育保健課が掲載した。
�ッ楼荼�共施設間ネットワークの活用が進んだ。
�γ楼萓験恭惱�センターでのリーダー講習をおこなっている。
�С特楼茲離曄璽爛據璽犬�公開された。
�┘優奪肇錙璽�を再構築しセキュリティーを強化された。
��ＩＣカード標準システムに取り組んだ。
…などの点を上げて教えてくれた。私としても、IT推進委員長という立場で、ホームページの再構築などに意見を述べてきたが、こんなにランクアップするという実感は正直無い(^-^;)。
これからは追われる立場なので、さらに市民に喜ばれるホームページづくりに邁進しなくてはね。ちなみにこのランキングの一位は三鷹市です。ここはすごいぞ。
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