掛川奮闘記

2003年08月11日(月) 030811_新市建設小委員会

【部課長会議】
 日曜日に、かつて我が市の商工会議所会頭としてご活躍頂いた藤田鉄鋼株式会社の会長さんの合同葬儀が行われ、そこで市長が読み上げた弔辞が披露された。

 この方は、大東亜戦争末期に硫黄島で戦って、気絶していたために米軍の捕虜となり、アメリカでの捕虜生活から命からがら日本に帰ってきた方で、回りで戦友達が何人も死んでいったという強烈な思いから帰国後はがむしゃらに働いて、我が市で鉄工場から身を興して特に鍛造関係では日本に敵なしの技術を築いた方である。

 榛村市長からは、当選したばかりの頃に若さから様々な提案をするのに、商工会議所の回答として「面白い、やろう」と率先して動いて下さったことで、初期の様々なプロジェクトを成功裏に導くことができた、と述懐の言葉があった。

 まちづくりを支えて下さった方への感謝の気持ちが述べられたのである。

【新市建設小委員会】
 第五回目の新市建設計画策定小委員会が開催された。

 今回は新市建設ビジョンの原案が示されてそれに対する意見交換が主な内容。

 そろそろビジョンも形にして行かなくてはならない。なにしろこの成案を10月末の協議会に諮って了承をいただく予定なのである。

 新市建設ビジョンというのは、先例にならうと、新市の基本フレーズがあって、その下に新市の将来像が三本くらいの柱で立ち、その下に基本目標が5本〜7本柱となって書かれるスタイルを取るのが一般的である。

 もっとも、そういう型にはめてしまうと、自治体名を隠してその表だけ見ただけではどこの市のことか分からないようなものになってしまいがちで、その少ない表現にどうやって新市の独自性を盛り込むかが鍵のようだ。

 しかもそれでいて、基本目標になるとある程度網羅的羅列的に書かないと何かが洩れてしまいそうで恐いものだ。

 今回掲げられた三つの将来像は、「南北軸の形成」、「東西軸とのクロス効果」「市民参加による生涯学習まちづくり」の三本になりそうである。

 「南北軸の形成」は合併する新市内部の融合のシンボリックな言い方で、南北交通移動の時間距離を短縮させるような道路建設を柱にして新市の融和を図ろうというものだ。

 そして「東西軸とのクロス効果」は、言わずと知れた東海道新幹線、東名高速道路、国道一号線などの高速交通網とこの南北軸をクロスさせることで交流を呼び起こし、情報発信力を高めて、都会からのニーズを受け止めるようなまちづくりをしようと言うことだ。

 さらに「市民参加の生涯学習まちづくり」とは、そういった新市融和と交流を踏まえつつ新市の建設に市民一人一人が考えながら参加しよう、という精神を謳ったものである。

 「生涯学習」というオリジナルキーワードが入っているのがミソだな。

 今日の段階ではまだ新市の基本フレーズが定まっていないので、これは各委員への宿題となった。さあ、いろいろと考えよう。

【新市建設委員会懇親会】
 以前から、こういう委員会を運営して行くからには早めに委員同士の懇親を深めて人間性を確認した中で和気藹々と進めたいと思っていたのだが、今日の委員会の終了後にやっとセットできて参加する。

 委員の皆さんの人となりがそれなりに理解できて大変有意義でありました。大東町の教育委員の方は大の天文ファンだとか。そう来りゃこちらだって星小僧である。お互いに話があって、夜のイベントにも参加しようと言う話に発展した。

 いよいよ夜も忙しくなるようだ。

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 調子に乗っていろんな酒を飲んだら、相当に酔っぱらってしまった。家に帰るとそのまま布団にばったりダウン。こんなに酔ったのはこちらへ来てから二度目かな。うー(;´_`;)


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こままさ