掛川奮闘記

2003年08月10日(日) 030810_蕎麦打ち&遠州の花火

【大須賀町で蕎麦打ち参加】
 県庁のMさんが主催する、遠州蕎麦食文化研究会の会合が、大須賀町で開催されたので参加する。

 会場は、ちょっと古い町屋を改造した家である。今は家主は別な家に住んでいて、ここは近くの風紋館という和風ブティックが管理している。
 
 たまにここで蕎麦打ちや料理を持ち寄る会合が開かれて、周辺の市町村からいろんな人が集まってきて楽しむのである。

 近くの風紋館に名を借りて、ここは「第二風紋館」と呼ばれている。昔は二階建てだったと言うが、二階部分が火事になっていまは一階しか残っていない。

 それでも流し部分を修繕して使えるようにして、いまでは料理もできる立派な町屋なのだ。

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 10時過ぎに会場に到着すると、もう数人が来て、料理もいくつか並べられている。ここには、常設の蕎麦打ち台も置かれている。

 中にはこの会を主催するMさんの姿がなく、行く先を問うと、「今出かけてますけど、小松さんが来たら、先に打っておいて下さいと伝言がありましたよ」とのこと。

 早速、1キロで一玉打たせてもらうことにする。今日も調子がよいわい。さっさと一玉仕上げるうちにMさん到着。

 あとは、三々五々次から次へと来客が来て、全部で20人くらいになる。

 皆は手料理の数々を食べて話し込んでいるが、こちらはひたすら蕎麦打ちと釜前に徹する。

 蕎麦を打つところも背中に釜を背負っているので、暑くて暑くて、Tシャツもずぶぬれである。

 そのうち大須賀町の助役さんも登場して、いよいよ話の輪は盛り上がっている。またまたたくさんの人と知り合いになれて良かった。

 漫画「シュート」の作者は、この地域の方なのだがその作者のお父さんという方に会って、名刺もいただいた。シュートの絵入りのサイン色紙でもそのうち頂こうかな。

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 一通り蕎麦打ちを終えて、大須賀町助役さんの家まで訪問した。近くに住む孫娘が二人近寄ってきて、「おだっておだって(はしゃいではしゃいで)」まとわりついてくる。

 小学校二年生と保育園の年中だとか。わが娘にもこんなときがあったなあ、と思っておかしかった。

 それにしても今日は暑かった。内地の夏である。
 

【ふくろい遠州の花火】
 夜は日本五大花火の「ふくろい遠州の花火」を見に行く。市長と二人に招待状が来たのだが、市長は都合が悪くなって私一人で参加したのである。

 会場へ行く途中も、道路の路肩に車を止めてそこで花火見物をしようと言う人がたくさんいる。
 
 会場ももちろん人の波。一応VIPご招待席なので、そこまで向かう。お弁当と飲み物をいただいて、自由席の桟敷に座る。

 県庁の知人もいて、そこで合流して一緒に花火を眺めた。

 花火は全部で二時間にわたる豪華なもので、さすがに全国五大花火だけのことはある。

 ちなみに全国五大花火とは、北から「(秋田)大曲全国花火競技大会」、「(新潟)長岡まつり大花火大会」、「(茨城)土浦全国花火競技大会」、「(長野)諏訪湖湖上祭り花火大会」、「(静岡)ふくろい遠州の花火」ということになっている。

 ここ遠州の花火の特色としては、「多彩性規模No1。日本一ジャンボスターマイン、5分間の名曲メロディスターマイン。全国花火名人選抜代表12社コンクール、大玉連発豪華炸裂、大仕掛、昼花火」と書かれている。

 最後の日本一305mワイドスターマインは、河川敷を305mにわたって打ち上げるワイドなもので、時間にしてわずか二分足らず。遠州トラック(株)さんがこれに一千万円協賛しているのだからすごい。

 今日もすごい花火であった。

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 最後のワイドスターマインが終わるやいなや、雨が降ってきて、どしゃ降りのにわか雨。帰路を急ぐも、狭い道は人で埋まっているのだから動きようにも動けない。

 みんなびしょ濡れになりながらの帰りであった。花火を最後まで見られたので良かった、と言うべきか、それとも雨が降って残念と言うべきか…。

 まあ、これも思い出になるかな。


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こままさ