| 2003年07月22日(火) |
函館視察〜ゴミ焼却場 |
【函館へ向かう】 議会運営委員会の道内視察に同行すべく、函館へ移動する。
札幌から函館へは、特急電車で三時間半。昔に比べると随分と早くなったものである。
函館駅は改装されてまだ日が浅いようで、新駅開設を祝う垂れ幕がそこここに垂れ下がっている。
かつて、青函連絡船に乗って修学旅行へいった思い出があるが、青函連絡船は廃止され、いままた函館駅も改装されて、かつての旅は思い出のなかだけになってしまった。
日本の風景はこうして新陳代謝してゆくのだ。そのことが何を得て何を失っているのかに、しっかりとした軸がないのが問題なのだが。
【クリーンおしま〜ゴミ焼却場を訪ねる】
函館の隣町の上磯町にある、ゴミ焼却場のクリーンおしまを訪ねる。ここには、わが市が導入しようとしているタクマ社製のシステムである、キルン式ガス化溶融炉というものが採用されて既に稼働しているのである。
こちらの炉は、63トン×2炉ということで、わが市の70トン×2炉と規模もほぼ同等である。
こちらは今年の4月からの稼働と言うことで、まさに直近の先達に当たるのである。
広域事務組合の事務局長や議長が同席して下さって、いろいろなことを直接教えて頂く。
いろいろな話を総合すると、予定の焼却量が最初のうちは出なかったりなど、若干のトラブルが最初のうちはあったものの、現在はそれらも改善されて順調に稼働しているとのこと。
工場内も、臭いがするかと思ったがほとんど臭いがない。これは建屋の中は気圧を低くして、開口部からは臭いが外に出るのではなく、空気が建屋の中へ中へと向かうように設計されているから。吸引された空気は焼却炉で燃やされてしまうので臭いも分解するというわけ。
昨年視察した、横須賀市のゴミ焼却場は建屋の中もゴミ臭がして、こんなものかな、と思ったが、ここでは全くそのような臭いがしない。
「新しい施設は大丈夫なように設計・施工されていますよ」とは担当者の弁。なるほど、これなら外が臭い思いもしないわけだ。
いろいろと直接見ることは重要である。
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