| 2003年07月21日(月) |
030721_包丁研ぎは楽し |
【T3】 札幌に帰ってくるたびに、妻と映画に行くことにしている。
転勤する前は「月に一度は夫婦だけで映画に行く」ということを約束のようにして、実践してい
たのだが、今では「帰省するごとに…」と変わっている。ま、それでも夫婦だけで楽しむ時間があ
るのは良いことである。
仕事にいそしんでいる世の男性諸氏も、奥さんは大切にしたほうがよろしいですぞ。
※ ※ ※ ※
さて、ターミネーター3(以下「T3」と呼ぶ)である。封切り以後、東宝系チェーンで初日二
日間の成績が「千と千尋の神隠し」を抜いて歴代一意獲得!だそうで、なかなかヒットしているよ
うである。
アーノルド・シュワルツネッガーが、正義の味方役で登場。その謎は中で開かされるが、今回の
敵はクリスタナ・ローケン扮する美人殺人マシーンのT−X。
カーチェイスもすごいし、シュワルツネッガーとの一騎打ちは迫力溢れるもので、息もつかせぬ
展開。時々見せるユーモラスなシーンもスパイスが効いている。
最後には、まだ次回があるような予感を感じさせてのエンディング。アクションやSFXも良い
が、前二作とのストーリーのつながりも良くできている。
こういう映画はやはり家のテレビではなくて劇場で見たいものだ。
【献血】 前回浜松で成分献血をしようとしたら、「白血球の数が不足している」と言われてできなかった
のが、数週間前。
こんどはどうかと、どきどきしながら再度献血に挑む。もし今回も数が不足していたらちょっと
いやな感じ。
献血の血液検査を受けながら、前回の話をして、「それじゃその辺に気をつけて検査してみます
からね」という担当の女性の声を聞いて休憩すること数分。
「数ですけどね…、今回は大丈夫でしたよ!」とうれしい返事。健康のありがたみが改めてわか
りましたね。
献血も今回は無事終了。成分献血は結構トラブルが多くて、返血がうまくいかなかったりするこ
とも多いのだが、今回は何事も無く終了しました。
献血くらい簡単と思うあなた、やってみればわかるが結構難しいものですよ。健康でなくてはで
きないボランティアだしね。
【包丁研ぎ】 渡哲也がその昔、「趣味はなんですか?」と訊かれて、「焚き火」と答えたのを「かっこいい」
と評した時代があった。アウトドアブームの火がつき始めたころで、そのころからキャンプ場で焚
き火をすることがはやりだしたように記憶している。
焚き火も良いが、男の趣味として私のお勧めは「包丁研ぎ」である。道具をメンテナンスする趣
味と言うのは良い。
道具の性能が落ちて、悲しんでいるのを自分の手わざで喜びに変えてやるのだ。最近では包丁を
研ぐなどということがほとんどなくなってしまい、主婦の皆さんも切れない包丁で野菜などの素材
を押しつぶすように切っているのを見るのはまことに残念である。
今回札幌の帰ってきて、妻が台所で「包丁が切れない〜」と嘆いているのを見過ごすわけには行
かなかったのである。もっとも、我が家の砥石は掛川に行っているので困ったなあ、と思っていた
のだが今日ばかりは砥石という道具を求めてホームセンターに走ったのである。
ホームセンターに売っている砥石も、結構種類が多くて迷ってしまう。今回私が買い求めたのは
人口砥石だが、上下二面がついていて、片方が1000番でもう一方が3000番のものである。1000番だ
と中研ぎで、3000番になると仕上げ、という感じですな。
我が家の包丁は両刃なので、両方をほぼ均等に研ぐのがこつ。研ぐときには刃先の角度を変えず
に大きく動かして、位置を少しずつずらしてゆく。
慣れれば簡単なものである。研げているかどうかの確認は、爪に刃を立ててみて引っかかるよう
なら大丈夫、というのが一般的な方法だが、私の場合は髪の毛にあててみることをお勧めする。
本当に切れが出たら、まさにかみそりのように髪の毛に引っかかり、そのまま強く当てると髪の
毛が切れる。ここまで研ぎあがればもう十分である。
本当に研げる包丁ならたまねぎを切っても、目が痛くないね(^^;)
月に二回くらい研ぐと常に切れる包丁でいられるのに、能力を最大限に発揮できないでいる道具
があるというのは悲しいものだ。
職場でも人材の能力を研ぎ澄ませてやるのが上司の技と腕でもある。仕事は要求以上にこなしつ
つ、部下を鍛えるという両面作戦はなかなか至難の業だが、これをするのが先輩や上司の勤めであ
る。
世の中には要求された仕事だけこなして、それでよしとしている者も多いのだが、自分が先輩か
ら受けた恩は後輩に返さなくてはいけませんぞ。そもそも今日日、社会の中にあってそういう恩を
感じているかどうかが問題なのだが。 ※ ※ ※ ※
【明日から道内出張】
明日からは地元から議員の皆さんが北海道を訪れてくれて、道内視察である。ごみ焼却場の最先
端技術などを見ながら、道内を巡るが、明日の朝札幌を出発して昼に函館で合流という予定である
。
そんなわけで、明日から三日間はこの奮闘記が途切れるかもしれません。悪しからず。
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