| 2003年07月15日(火) |
030715_合併協議会〜発言は慎重に |
【全員協議会】
昨日夕方に帰掛した市長が登場。あまり疲れた風もない。
「時差はありませんか」と訊くと
「まあ、普段から時差ぼけみたいな生活をしているからねえ…(^.^)」と平気な感じ。すごいね。
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会議の冒頭で、ユージンへの旅の報告を、市長とともに視察旅行に参加した議員から報告を受ける。
印象としてはやはり9.11テロ以降、空港でのチェックが相当厳しくなったという感想だそう。
身に付けたものは全てチェックされて、しまいには折りたたみの櫛がジャックナイフと間違われて「これは何だ！」と言われ、「折りたたみの櫛だ」と説明したが、持ち歩いている議員さんの頭は後光がさすような方だったので、「あなたには必要ないのでは？」などといったやりとりのエピソードも紹介された。
また旅もひたすら強行軍で、観光などする暇がほとんど無く、アメリカの中小企業の実際の所を視察してきたということであった。
旅をすればまた様々な経験が得られるので、今後の市政にますます活かしていただくようご期待しています。
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最初の議題は「楽しんで一世紀一週間人生をめざそう」という標語について。
これは、健康作り推進とその実践のために、市民の共通した健康作りの目標としてめざすべき実践項目を五つにまとめたものを作り、配布しようというもので、その内容が説明された。その五項目とは、
�‘�と、手足腰をつかい、病は気からにならないようにしよう
�∧�八分目にし、早寝早起きの規則正しい生活を実践しよう
��スポーツや好きなことで、生きがいのある人生を送ろう
�ぜ紊た佑簔楼茲紡个掘▲椒薀鵐謄�アの得意な人になろう
�タ祐屮疋奪�や検診で予防と早期発見・早期治療に努めよう
…というものである。守ると良いことばかりでしょう。
これに対して議員からは「文字ばかりで見にくいし、センスが無いのでは」や「普及方法に『唱和してもらう』というのがあるが、自由にすればよく、唱和はいかがなものか」と手厳しい意見がある一方、「これを各種の公共施設などに貼って、しょっちゅう見られるようにするのは良い」という好意的な意見もいただいた。
多少字体や、ポスターとしてみた場合のバランス、見せ方などにも注文が着いて、もう少し検討を加えることとした。なかなかこういうものもたくさんの人に相談をすると意見が出て決まらないものですなあ。
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「当面する市政の主要課題」に関しては、市長から様々な分野の説明が行われた。
全国市長会で「三位一体改革を断行せよ」というたすきをかけて総理と片山総務大臣にアピールしたという話、国土審議会では「国土の半分が過疎で、その人口は６％。もっと考えないと国土が荒廃してしまう」といった話。
経済特区は五項目の選りすぐり。TMO街なか再生成功のための課題。総合体育館と給食センターの業者選定について。道の駅とバイパス無料化社会実験の話などなど、盛りだくさんである。
各議員からも、突っ込んだ質問や意見の表明がなされ、活気のある意見交換会であった。
こうした全員協議会のあり方には議会運営のあり方とからめて、否定的な意見もあって、本会議を骨抜きにするものだという考え方もあると聞く。
しかし、議員に対してこれほど情報を公開し、意見交換をする自治体も無いように思われて、私自身はこれだけの資料でもって全てを把握してもらったことにはならないだろうが、これをきっかけにして市政上の課題に多く目を向けてもらうことができれば、大変良い機会になると思うのである。
これだけの資料を整えて説明をするというのもなかなか容易ではないですぞ。
【合併協議会】
午後は第三回合併任意協議会の三十人委員会である。
協議の冒頭の報告は、新市名称候補選定小委員会の会合の報告で、報告者は委員長たる私。事務局がきちんとした資料を作ってくれているので、コンパクトに説明ができた。
続いて、県から合併協議のための補助金をもらえることになったことに関連して事務規定の変更や補正予算案の報告が承認された。
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続いては「合併の期日」と「新市の事務所の位置」についての協議が行われた。
合併の期日については、大須賀町の委員から「議会の任期が平成17年1月29日ということで、これとの関連で町議会で議論をしたが、まだまとまってはいない」という発言があった。同様に大東町、掛川市からもやはり「まだまとまった意見になっていない」という発言が相次いだ。
首長の発言として、市長から「首長同士の意見交換でも、議員の任期の話と、将来を見据えて妥当な期日を考えるべきという考え方があってまとまっていない」という発言があり、また民間の委員からは「議員の任期による都合だけで合併の期日を決めるのではなく、将来の選挙なども考えるべきだ」という意見も出され、この日は具体的な日時を決定するには至らなかった。
やはり議員の特例法適用をどうするか、という議論とセットに語らなくてはならない項目だからである。この件は次回以降に持ち越しとなった。
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次に新市の事務所の位置であるが、これについては、二町の委員から「今の市役所を使わせてもらうのが一番だと思う」という意見が相次いで出されて、即決となった。
現在の二町の役場はそのまま支所として市の書類発行などに使って行く方向が確認された。
随分ストレートに決まったもので、安心した。
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次は、先ほど私から報告した内容を議案として審議していただく、新市名称候補の公募及び選定基準について。これもさほど悩むべき事柄もなく、原案通り決せられた。
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最後は次回以降への提案として「財産の取扱い」、「議会の定数及び任期の取扱い」、「農業委員会の定数及び任期の取扱いにつて」が説明された。
財産は、それぞれの市と町が持っている財産としてどのようなものがあるかの一端が紹介された。全てを紹介するのは到底無理なのだ。
民間委員から、「土地や建物は面積しか書かれていないが、金額での評価はどうなっているか」という質問が出されたが、「現在の自治体行政では、貸借対照表によるような民間企業的な発想で資産を管理していないので、こういう表現になる。民間経営的な自治体運営に向けた動きも少しずつ出てきている」と説明された。
議会の定数及び任期の取扱いについては、ある委員から選挙のありように関する意見が述べられて議長から「今日は質問の場で、意見は求めていません」と制せられる場面も。
「議員の身分に固執しすぎないようにしてほしい」という民間委員からの発言に、議員の委員から「決して自分たちのエゴでやっているわけではない。有権者に対する責任は感じているので、御理解を」という発言もあった。
皆それぞれが、各市町村代表、議員、職員…などといった看板を背負っているものだから、どうしても発言の一つ一つが色眼鏡で見られがちで、なかなか一人の委員としては意見が言いづらいのも正直なところである。ふう、発言は慎重に。
机の上がいよいよ片づかなくなってきた。今日は久々に一度家で食事をしてから再び職場に戻ってきた。
昨年のスローライフイベントの準備中を思い出した。今年の夏はどうも涼しそうだが、去年は暑かったなあ…。
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