| 2003年06月18日(水) |
030618_一般質問二日目 |
【一般質問二日目】 今日は補足答弁が多い一日であった。四人の質問者に対して、全てお答えをしたのである。
最初は河住光重議員。「バイパス無料時間延長に向けた協議の見通しは」という質問に補足答弁に立つ。
これには「現在県を中心に協議会を形成して、そこを受け皿として夜二時間、朝三時間の無料時間延長の社会実験をする計画。時期は11月〜1月と思うが、無料化によって減収となる分をどう補填するかによっては期間が短くなる可能性もある」と回答。
次は加藤一司議員。「再開発ビルの規模・内容は?」「市内の子角山(ねずみやま)という山における公園化計画と保全の整合について」という二つの質問。
回答は、「地上14階で5階から上は100戸のマンション。1〜4階は商業、公共施設、事務系、駐車場などだが、今後の検討で変わりうる」 また「子角山は、大木など自然が多く残された市内における価値ある緑地空間であると同時に、龍華院という徳川家光を祀った霊廟があり、この歴史・文化的価値をバリアフリーにたどりつけるようにして、さらに広めたい、という二つの思いがあり、やりかたによってはこれらの利害がぶつかり合うこともある。周辺の市民の皆さんが関心を持って下さっているようなので、今後の計画、管理のありようなども検討する場を設けましょう」という趣旨の回答をしました。
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お昼をはさんで本日三番目は高木敏男議員。「同じ道路で、水道、路面補修、下水道の工事が三年の間に次々に行われる予定のようだが、調整して道路工事の不便を解消できないか」という問い。
これには「水道事業は地震対策の一環として進めているものなので早急に行いたいが、他の二つについては調整を図って、無駄のない公共事業としたい」と回答。
今議会最後の一般質問は菅沼茂雄議員。「県道、市道の交差点に名称表示板と案内標識の設置ができないか」という問い。
回答は「国道交差点には交差点表示がされているが、県道では主要なもの、市道では県道との主要交差点のみで、充実しているとはいえない。今年度は200万円の予算で少しずつ充実させて行きたい」というもの。
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まずはなんとか一般質問が終わった。補足答弁もたっぷりあったので、面白かった。それにしても、市長の答弁は原稿がほとんどなしで次から次へと単語が出てくるのだから驚きである。
圧巻は、『観光成立のための15条件』として、『基本五条件は、見、食、買、遊、美』、『発展五条件としては、歴史、お祭り、人、宿、夢』、『背景五条件は、交通、周遊、国際、学術、近者悦ぶ』とそらで演説したこと。よくもまあ覚えていられるものである。作った本人と言えばそれまでだが。
【体育協会懇談会】 わが市のNPO法人である体育協会幹部と年に一度の意見交換懇親会が開かれた。
現在23のスポーツの協会がこの傘下に入っている。
この体育協会も、市町村合併に伴って合併をしなくてはなるまい。特に大変なのは、周辺の郡の五町である。この五町はこれまで郡で一つの体育協会として活動していたのだが、今回はこの郡が三つに分かれるという憂き目にあうのである。
今後も様々な紆余曲折が予想されるなあ。まだまだ道半ばである。
【ドーピング検査って…】 今日の懇親会に参加して下さっていた一人が、市内のお医者さんであるD先生。
この方は、スポーツドクターとしても活躍中である。特に全国柔道連盟指定のドーピング検査担当医師として、各地の柔道大会でドーピング検査を実際に行っているらしい。
「ドーピング検査って、逃がれようと思うとどうやるんですか」 「簡単なところでは、他人の尿をビニールパックに入れて、脇の下にぶらさげて、ここから細い管を背中に回して、最後は尿に見せかけてコップに入れる、という手でしょうね」
「それならばれそうですねえ」 「もっとすごいのもありますよ」
「へえ、どんな方法ですか」 「やっぱり他人の尿ですが、これをカテーテルという細い管で、自分の膀胱に入れちゃうんです。」
「ひええ、痛そうですね」 「なれた人がやればそうでもありませんよ。これはやったあとすぐに検査しないと、自分の尿が混ざってしまうので、検査を早くやってくれ、って焦ったりするんですよ」
「しかし、他の人もいるわけでしょう」 「チーム全体でやられちゃかないませんよ」
「それって、検査官は尿が出るところを直に見ているんですか」 「はい。だから男の選手だったら全日本の選手の何人かは、あそこのモノの大きさも分かりますよ。ただしこれは日本の国家機密ですがねえ…」
膀胱に入れるのは、水だと比重が違ってばれてしまうので、ここまでやるなら他人の尿でなければ駄目だとか。DNA検査までやったらどうですか、と訊いてみると、「今までのやり方でも一人に数万円の費用がかかるんですよ。そのうえ、禁止薬物はどんどん増えるし、まさにいたちごっこですね」だそうで。
メダルの色の違いが、一生を左右することもあるかと思えば、これくらいのことはやる人が出るだろうな。
うーむ、すごい世界もあったもんだ。
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