掛川奮闘記

2003年06月17日(火) 030617_一般質問初日

【一般質問初日】
 今回の一般質問者は全部で九人である。日程としてはこれを二日間でこなすので、今日五人、明日四人という割り振りになっている。

 質問のトップバッターは堀内武治さん。合併にあたっての基本的な考え方と、将来に向けては小笠菊川両町をあまり追いつめるべきではない、とのこと。

 市長としては、今回の一市四町合併が成立しなかったのは菊川町の事情に依るところが大きいと見ているので、これを小笠町が壊したかのような印象になるのは好ましくない、という立場であるので、なかなか意見はかみ合わない。

 二番目は山本義雄議員。昨年は議長だったために質問はできず、「一年ぶりの質問で緊張しています」と議場の雰囲気を和らげる。
 質問内容は、四月の統一地方選の選挙結果に対する市長の見解、報徳の教えの今日的意義、森林の保全に関する施策など。

 選挙への所感では、県議選にはあまり触れず市議への期待として、「合併があるので勉強して意見交換をしましょう」というもの。
 
 報徳の教えについては市長の独壇場で、昼をはさんで朗々と演説を続ける。森林もお手の物だが、残念ながら経済的なバックアップの難しい時代になったとのこと。


 三番目は水谷陽一議員。なぜか掛川城の石垣の石が甲府城から持ち出されたものではないか、という疑念を強く追求する。昔の話であるし、持ち出されたものであるという証拠もなければ、持ち出されたものではない、という確たる証拠もないなかでの押し問答なので、なんだったのかよく分からない。

 四番目は内山議員。18歳選挙権をどう思うか、エコタウン構想で新エコポリスをやってはどうか、というもの。
 市長曰く「18歳は若いと思う」。エコタウンは同感。

 本日最後は小里議員。合併に関するスタンスとコンピューターシステムの統合が間に合うかどうか。また環境問題について質問。
 コンピューターシステムについては、私が登壇して、合併の時期を17年1月〜3月と想定して、間に合うように準備を進めている、と回答。
 
 環境問題は市長から、特定の生き物を守るだけが環境への貢献ではない。全体のシステムが壊れていては駄目だ、ということ。けだし、ごもっとも。
 
    ※    ※    ※    ※

 明日は四人からの質問だが、私の出番が多そうである。


【時間があれば現場】
 明日の質問で、市内の子角山のことが質問される。市長から「まだ明るいし、現場を見に行かないか」と誘っていただいたので出かけることにした。

 徹底した現場主義なのである。

 現場は、草刈りがしていないところも多く、おまけに日中は雨が降っていたので靴が濡れる濡れる…(--;)。
 それでも、現場での工事計画などを担当課長に質問して納得する。

 やはり現場百回なのである。 


【袋井の皆さんと飲む】 
 なぜか、夜に袋井市の皆さんと一緒に飲むことになる。

 袋井市では、国体会場として選手団を受け入れるに当たって、市内に宿泊所がないために、市民にお話をしてホームステイに協力してくれるように依頼したのだという。

 市民の多くからは「そんなことなら、なんで国体なんか誘致した!」といったお叱りの山を受けながら、説得を続けた結果、一人二人と協力者が現れ始め、ついに協力して下さる家が目標の千軒に達したという。

 担当者は「これはすごいことですよ。将来日本を背負って立つ一流スポーツ選手になるかも知れない選手と、市民が触れあって縁ができるんですから!」と自慢げ。確かにすごいことだ。こんなことなら、わが市内のホテルや宿泊所が妙に多いことが残念に思えてしまう。

 おまけに、「私はねえ、榛村市長さんから一億円頂いたんですよ」という猛者が現れた。

 「どういうことですか?」
 「実は、ワールドカップに合わせてJR愛野駅を新設しましたが、これに39億円かかりまして、その周辺で駅の恩恵を受ける方にご負担をお願いして回りまして、なんとか一億円を市からご負担して頂いたんです」とのこと。

 うちの市長から上前をはねるとは、この御仁もただ者ではない。

 ううむ、袋井市も侮れませんなあ。



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こままさ