| 2003年06月16日(月) |
030616_対等合併で決まり |
【部課長会議】
月曜日は部課長会議。市長からは全国市長会で在任25年の永年勤続表彰を受けた、という話が披露された。
他にも表彰者はいたのだが、今回はうちの市長が一番長い在任期間の表彰と言うことで一言挨拶の機会があったとか。
そこで市長は、�〆廼瓩蓮∋梓�を終えて四期目になろうとするときに若い対立候補が出て「新しい風を、情報公開、黒塗りを止めます、などと言えばそれだけで現職が大敗する時代となった。
�△修譴防蕕韻覆い燭瓩砲蓮�普段からの戸別訪問で市民一人一人の声や表情、市政への注文を聞く活動を続けていて、「あの人とは会ったことがある」というシンパを増やして、個人票を増やす努力を続けなくてはならない。
��さらに、これからの日本は経済と道徳について、どちらかを上に見てどちらかを下に見るような考え方を止めて、この二つを同格に見た報徳思想をもう一度勉強すべきである。
…というようなことを三分間で演説したそうな。
その後早速、うちの秘書課に、「市長さんから大変良いお話を聞いたので、参考になる本を送って下さい」という連絡が何本も来たそうである。
また女性市長が全員、「お話を伺いたい」と言って寄ってきたんだよ、とこれはたいそう嬉しそうであった。
まずはおめでとうございます。在任25年は伊達や酔狂ではつとまりませんからねえ。
【日本たばこ来庁】
日本たばこの関係者と、掛川たばこ組合の理事長さんが訪ねて来て、たばこに関する要望をしていった。
内容は、たばこを絶対悪と考えないで頂きたいというもの。
説明としては、WHOが調査してすでに1998年に報告が出されていたのだが、受動喫煙が害になるということは【統計的に有意ではない】ということ。
つまり、たばこは吸わないのだけれど近くの人が吸うことでその煙を吸うと健康を害するのではないか、という問題で、近年日本ではこの「受動喫煙」がちょっとした問題となり、あらゆる公共の場面での喫煙に対してさらに厳しくなっているのである。
ところがWHOが莫大な予算（数百億円？）と時間を掛けて調査した結果では、たばこを吸わないで受動喫煙がない人と、配偶者が喫煙者で受動喫煙になる人との健康に対する影響を調べてみたところ、配偶者の受動喫煙者によるそうでない人との肺ガンの発生比率は1．16というもので、これは統計学的に明らかに差があるとは言えない範囲にとどまっている、というものである。
近年特に日本国内でも、たばこに対するファッショとも言うべき動きが加速していて、千代田区では路上喫煙に対して罰金を科すという。
それも条例では、指定した路上禁煙地区で喫煙したり、吸い殻を捨てたりすると、罰則として二万円以下の過料を科すと定めている。区は周知期間として十月中は違反行為を見つけても、注意や指導にとどめ、十一月以降に二千円を科す。
路上禁煙地区はＪＲの有楽町、神田、秋葉原、御茶ノ水、水道橋、飯田橋、市ケ谷、四ツ谷の各駅周辺。いずれも通勤や通学など歩行者が多い地域で、区の面積（一一・六平方キロメートル）の約30%を占める。
路上禁煙地区では車の中を除き、喫煙行為はすべて違反。携帯用の灰皿を使った場合も違反となるというのであるから、驚きである。
真夜中にたった一人で外でたばこをふかすのが見つかったら二千円の罰金なのである。
これが本当に自由主義を標榜する社会のできごとか、と思う。
たばこ税は地方税で、地方自治体にとってはありがたい税源であるということは事実である。
しかし、そんなこととは別に、人が自由にものごとができなくなり、それを一律に認める条例や法律ができてくる、ということは案外恐ろしいことだと思った方がよい。
確かにたばこを飲む人たちのマナーは悪くて、道路にはポイ捨てされたたばこの吸い殻が散らかっている。
しかしそのことと、それを一律に全ての場所や機会にかかわらず禁止すると言うこととは別なことのように思われる。
このままでは、殺人を予防するために包丁売買禁止条例や、交通事故撲滅のために自動車運転禁止条例、果ては自殺の防止のために炭とコンロならびにガムテープを同時に売ってはならない条例などもできるかもしれない。
日本はどうなるんだ？物事を自分自身で判断できる大人はそんなにいないというのか？嗜好品を楽しむ自由はどこに行く？
※ ※ ※ ※
ちなみに、この動きが起きてきたのは、アメリカにおいてたばこ組合は全米ライフル協会と共に共和党の支持母体であって、クリントンの民主政権下において特に目の敵にされたフシがあったり、自動車業界も大気汚染の原因を自動車にさせないために目先のスケープゴートをたばこに絞ってキャンペーンをはったフシがあること、なども指摘されているところである。
いずれにしても、行き過ぎた健康ファッショや環境ファッショなどには、眉につばをつけて眺めて方がよいのではないか。
私自身、たばこは吸わないし、たばこを吸う人の中にだらしない人が多いことも感じるけれど、そのことと時と場所を選ばずに一律に禁止するという単純な解決方法には問題があると思う。
世の中はもっと複雑でなものだ。簡単に割り切れるものではない社会を我々は生きているのである。
【一市二町合併協議会第二回】
午後は第二回となる一市二町の合併協議会が開催された。
議事は、新市建設小委員会の小桜委員長から先の土曜日に開催された第一回新市建設小委員会の様子の報告と、学識経験者としてのこの地域の合併に対する思いなどが披露された。
議事の中で特に重要だったのは、合併の方式で、対等合併か吸収合併かという議論であったが、多くの委員から「今回の一市二町は対等合併でゆくべき」という意見が出されて、そのまま了承された。
つまり、合併の期日をもって市長、助役、収入役、教育庁の特別職は全員自動失職ということが決まったわけ。
議員のあり方については今後にまだ議論する余地があって、在任期間の特例や定数特例などが議論されることになるのだが、当局の特別職については、自動失職であるから有無を言わさないことになる。
次回の会合では、合併の時期と新市の庁舎の位置が決定される予定である。要は、私の首の時期が次回には決まるというわけ。
今の考慮すべき要素としては、大須賀町が平成17年の1月29日を任期とする町議会選挙があるために、この前に合併をすれば任期が二ヶ月程度の選挙をせずに済むという考えがあって、大須賀町議会ではこれを強く望んでいるのである。
一方で伸ばしたところで、平成17年3月31日にまでに合併をしなくては、合併特例法の対象にはならないのだから、これが後ろのリミットと言うことになる。
せいぜいあと一年半の助役任期ということになりそうである。
せいぜい面白い人生を歩んでおくことにいたしましょう。
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