| 2003年05月20日(火) |
030520_再開発事業に議論を |
【再開発準備組合総会】 いよいよ今年は、駅前の再開発事業を本当に進めるのか、あるいは延期するのか、はたまた止めるのかという判断を下す年である。
再開発事業とは、駅前などの高度利用が可能な場所に高い建物を建てて、敷地の面積を何回もの建物にして床面積を増やし多くの店舗や業務機能、公共施設、マンションなどを建ててそれらの床の面積を貸したり売ったりして建物の建設費用を捻出し、周辺の土地利用を盛んにしようと言う事業である。
代表的な事例は、六本木ヒルズや札幌のJRタワーね。
一見まちづくりのためには良さそうな事業だが、問題は事業費が大きいことと、昨今の不況のためにテナントが入りにくくなっていることである。
中には建物完成の時にはテナントが入っていても、そのうち収益が上がらなくてテナントがごっそりと出て行ってしまう、という例が全国的にあって、折角のビルががらがらになり、テナント収入が入らないために事業主が倒産するという憂き目を見るリスクも大きいのである。
特に、大都会で多くの人が行き交う場所では良いのだが、地方都市になると、最近は郊外のショッピングセンターに押されて街中の駅前といえども人通りが少なく、自動車には不便ということでなかなか事業が成立しづらいのが昨今の現状である。今日再開発事業には逆風ばかりが吹いていると言えよう。
そして今日はわが市の駅前でその再開発事業をしようという準備組合の総会。
昨年度の事業報告と予算決算報告、15年度の事業計画と予算計画などを審議して、議案は全てしゃんしゃんで成立。
準備組合としては、事業の成立性についてこれから詳細な調査を行うので今の段階で判断がしづらいのだが、それにしてももう少し活発な議論が望まれる。
総会の中ではたった一人だけが、「こんな風に、しゃんしゃんで事業推進へ行っちゃいかんよ!」という正論を述べる地権者の方がいたが、発言はこの人一人だけである。
これからの半年で、来年度に本格的な建設のための補助金をもらうかどうかの決断をしなくてはならない。この半年が勝負なのだ。真剣な議論を積み上げよう。 【東海市長会役員会】 東海地方の静岡、愛知、岐阜、三重の四県には80の市があるのだが、これらの市でもって東海市長会というのが作られている。
一年に二回総会を行っていて、これまで95回の東海市長会を重ねてきたのだが、この第96回目の総会を市長がわが市に誘致をしたのが半年前のことである。
今日は明日の総会を控えて役員会が行われた。役員会は十の市の市長による会合である。
議案は全て無事に承認されておしまい。懇親会では、アトラクションに能の舞が用意されて、観世流のシテ方として活躍されているHさんに舞をご披露頂いた。
参加者一同、結構感激しておりました。
二次会ではカラオケで盛り上がったが、一人、めちゃくちゃ上手な市長さんがいて驚く。まさに演歌のプロ並み。これで女性票が千票は増えると見ましたぞ。すごいものです。特に「北の猟場」に感動いたしました。
【窪野課長の通夜】
窪野課長の通夜は明日、葬儀は明後日と決まりました。悲しいなあ。
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