2003年05月13日(火) |
030513_合併、病院ヒアリング |
【合併会議】 一市二町の合併に関する協議会を来週初めに控えて、提出する資料がこれでよいかどうかの調整会議を行う。
この会議は一市二町の首長、助役、担当部課長が集まっての会議なのだが、合併の協議会というのは、本当に合併をするかどうかの資料を作成して判断材料を与えるのが目的なのである。
したがって、この協議会での検討が終わって初めて合併の合意が行われて、それから様々な業務の統合作業が行われるのが順番なのだが、昨今の業務で欠かせないコンピューター業務の統合には約1年半もかかるというのが実態である。
合併まで22ヶ月となった現在、合併の是非を決定してからコンピューターの統合を始めたのではもう間に合わないのが現状である。
こうなると一つの合意として、コンピューター業務の統合作業は方針や設計を進めなくてはならない。現在は一市二町を前提とした統合作業を行うことになるので、もしも枠組みそのものが一市三町ということになると、全てがやり直し…ということもありえるのである。
これからの作業は遅滞が許されない。シビアな時期になってきた。
【車検に出す】 弟から借りている自動車を車検に出すことにした。車検だけなら巷の整備工場でも良いのだが、ドアのロックやらリモコンキーの調子も悪いので、やはり専門のディーラーに頼むことにした。
リモコンキーが効かないのは、キーの方の発信器が悪くなっていることが多いとか。ドアも一枚だけドアの鍵がかからない状態だったので、これも修理してもらうことにした。
いろいろと物いりな時期である。
【病院ヒアリング】 病院の問題についてヒアリングを行う。病院の課題は、経営が一番大きなものである。
老人保健の改訂や、健康保険の患者負担割合の増加などで患者の足がどうしても病院から遠のきがちである。
経営を安定させるためには、なんと言っても良いお医者さんを確保することが肝腎である。
我が市立病院は、名古屋大学の医学部の医局から医師が派遣されていて、ここの教授にお願いをして良い医者を送って頂かなくてはならないのだが、昨今の医師不足の事情からは、教授からも「私からはそちらの市へ行ってくれないか、とまでは言えるが、本人が承諾しない限りは強制的に送り込むことはできませんよ」とも言われているらしい。
大学医学部の医局制度は、全てが教授の思いのままになりそこが不正の温床ともなりがちで批判も多いのだが、一方では「医局で教授から『君、ここに行ってくれ』と言われなければ、私だってこちらへはきませんでしたよ」お医者さんだって多いに違いない。 次第に医局制度は廃止の方向、とも聞くが、そうなると余計に医者は大都会で便利な場所にいきがちになり、大都市から大分離れてしまったわが市などは、医師不足に悩まされることになりそうである。
日本の医療環境は一体どうなって行くのだろう。
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一方で、「患者の側にも言いたいことがある」という医師側の言い分もある。
以前に聞いた話で、「結局健康は自分自身の責任の問題なのであって、自分の不利益を全て他人の所為にしがちな今の考え方はどこかおかしいですよ」 「ふーむ」
「たとえばお年寄りが病気をして入院しますよね。手術もすることがあるでしょう。しかしそうやってなんとか生き延びて退院をするときというのは、入院前より体力が衰えたり、以前できたことができなくなったりするような機能の低下というのは当然なんですよ」 「それはそうでしょうね」
「しかし、患者さんにはそれを不満に思う人も多いんですね。入院して治療してもらって退院するのだから、前より良くなっていなければ嘘だ、病院はちゃんと直してくれなかったのではないか、と思う人もいるんです。しかし、それはやはり無理なんですよ」 「それも分かります、私自身が健康な今はね」
「診療時間だって、短いという不満も多く寄せられますが、こちらも『なんでこんな事くらいで病院に来るのかなあ』と思うような患者さんも結構多いんですよ。だけど、そこまでは言えませんしねえ…」 ううむ、全国どこでも同じなのかなあ。
【品種茶、これだーっ!】 午後の会議の後に、近隣の町のお茶の物産館へ行く。
ここで、品種の違う茶に出会った。いままではやぶきた種ばかりを飲んでいたのだが、ここでは「しゅんめい」とか「藤かおり」、「ゆたか緑」などの品種のお茶が売っている。
迷わずこれらを買いました。ついでに急須も購入。急須は中の縁にぐるりと網が巻かれているもので、これなら深蒸しでも大丈夫であろう。 もっとも、今日買い求めた品種のお茶はみな普通蒸しだというから、どうなるか。
こういうお茶の見せ方、売り方はお茶の販売テーマパークとしては案外参考になるものである。勉強しなくちゃね。
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