掛川奮闘記

2003年05月01日(木) 030501_血の池地獄〜札幌へ

【議会懇談会】
 議会懇談会、と言っても懇談はなしで、基本的に新しい市議会議員との顔合わせ会である。

 アルファベットのUの字を逆さにしたような机の配置をした全員協議会室には今日からが任期となる市議たちが勢ぞろいである。

 こういう場合、席順は手前側が新人議員で、期数が増えるほど奥に座ると言うのが慣例となっているようである。

 市長からまずは当選のお祝いと、新しい議会に期待することなどが述べられた。続いては私の自己紹介だが、昨年四月から一人助役として国から来たこと、経済建設が主だが、総務や構成関係などにも一人助役として担当していることなどを述べました。自己紹介といっても今日のところはまず名前だけなのであまりたいしたことはない。

 24人中8人が新人議員となった今回。8日には臨時議会と懇親会が予定されている。まずはそこが実際のスタートになるであろう。

 さてどうなりますやら。

【血の池地獄】
 農政課がやってきて、市長とともに相談したいというので、話を聞く。

 相談の内容は、春先から、市内のあるゴルフ場の下流にある池に浮き草が繁茂して、しかもそれが葉が赤くなる種類の浮き草で、その池だけに以上に繁茂して、池全体が真っ赤に染まった血の池地獄のようになっていたというのである。

 それが新聞社の空からの報道写真で不思議なことと紹介されたのを、同じ系列のテレビ会社が知って、「地域での困りごとを解決する」という趣旨のテレビ番組で取り上げたいが協力してくれないか、と言ってきているのだそう。
 
 農政課としては、このために池の水が腐敗して悪臭を放ち始めていることから、テレビの取材のあるなしにかかわらず除去しなくてはならないと思っていたところなので、テレビ取材として撤去費用がいくらかでも助かるならば話に乗りたいと思っているとのこと。

 「市役所として環境問題に対する手落ちを追求するという趣旨でなければよいが」という疑問もあるが、そういうことはなさそう。

 それならば基本的には番組取材の対象としてよい、ということにして、まずは市長と二人で現場を見に行くことにした。

 池は広さ2ヘクタールくらいの農業用水なのだが、なるほど水面全体が赤くなっている。周囲の一部は少し緑が強くなっているが、農政課によると「少し前までは本当に池全体が真っ赤だったんですよ」ということだったらしい。

 この浮き草はこの池だけに繁茂していて、なんとも不思議な限りである。

 市長とついでに上流のゴルフ場も見に行って、様子を伺ってきた。最近は法人での利用が激減したので利用客が低迷しているとのことであった。

 景気が良くならなくちゃねえ…。

 池はテレビの力を借りてでも、早いところきれいにしたいものである。

【札幌へ】
 午後の新幹線で東京駅〜浜松町〜羽田空港へ向かい、ゴールデンウィークを利用して正月以来の我が家への帰還である。

 1時40分に市役所を出発して、家に着いたのは8時40分だからやはり7時間はかかるのである。

 家では4ヶ月ぶりに子供と対面したが、下の娘の背が一段と伸びていたのにびっくり。また体つきもがっちりしてきて、ちょっと華奢だった昔のイメージが変わってきた。この時期の子供はちょっと会わずにいると随分と変わるものである。

 正月以来に顔を見たが、まあ家族みんな仲良く元気に過ごしているようなので安心だ。

 さあて、明日からはこちらで日程を消化しなくてはならない。会いたい人、会う人がたくさんいるのである。お酒だけは少しセーブ気味にいきたいものである。
 


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こままさ