| 2003年04月25日(金) |
030425_経済建設部の課題 |
2003年04月25日(金) 市政上の課題いろいろ
【再開発の悩み】
駅前再開発の件が悩ましい。もちろんいろいろな要素が絡んでいるからで、絶対に成功するなどという、安心らくちん事業ではないので慎重に事を運ばなくてはならない。
再開発が簡単に進められない要素としては、以下のことがあげられる。
�”垓靴之从儡超�が悪く、ビルを建てても中に入るテナントが見つからないか、見つかってもすぐに逃げ出してしまう例が多いこと。
�∈Ｆ�の人の流れは、移動手段が車になってしまい、いつでも空いている安心の駐車場がある郊外型ショッピングセンターへと向かう傾向が一団と強いこと。
��事業をやらなくてはならない、という強い意志が街中の地主さん達にあまり見られず、「うまくいかなければ市になんとかしてもらおう」という甘い意識が蔓延しているように思われること。
…などである。
それにしても、まちなかの活性化というのは言葉通りに簡単に行くものではないね。全国でもいくつもの再開発ビルが失敗している。
補助金のスケジュールが事業進捗の上で優先してしまい、地元の判断よりも重要視されるようになってはおしまいである。
わが事業だけは成功に向けて慎重に進めつつ頑張ろう。
【市長ヒアリング〜経済建設部】
午後は、経済建設部のうち土木課、下水道課、農政課、商工観光課のヒアリングを行う。
土木課では、まだまだやらなくてはならない道路や河川整備が相変わらず多いのにうんざりする。
下水道課では、あいかわらず下水道整備率が低いのだが、なんとか整備を進めている状況。残念なのは、せっかく下水道が家の前に整備されたにもかかわらず、その下水道に接続しない家庭が結構多いこと。
下水道法では整備された後半年以内に接続するという義務条項があるのだが、それは全部家庭の負担になるのでやらずに放っておく家が多いのだ。
しかも、わが市の場合は古くからの街道筋に発達したために、、各家の土地の条件として「間取りが狭くて奥に長い」という典型的な城下町の土地割りになっている。
そして、道路に面したところはかつてお店に使うなどして、家庭の台所やトイレは土地の一番奥に作られている例が多いのである。
そうなると、家の前の道路の下の下水道につなげるに当たっては、家の中の畳を全部剥がしてかなり長い距離の下水道管埋設工事を行うことになり、これが北海道などよりも遙かに高いお金が掛かるのである。だいたい一軒で言うと80万円〜100万円くらいの工事になると言う。
そのために、各家庭も接続の必要は感じていても、なかなか工事を行うことに躊躇してしまうのである。
なかなか難しいなあ。
農政課では、このたび清水市と静岡市が合併したために、わが市が「日本一のお茶の産地」と言えなくなった、という話が出た。日本一という看板が使えないとは困ったものだ。
こちらも合併したらどうなるか？と訊いてみたが、「その場合は、『荒茶生産量で日本一』という限定的な言い回しでの日本一になります」とのこと。うーむ、ないよりマシかもしれないけれど、説明が必要とは…。
商工観光課では、観光客の入れ込みの強化が大事とされた。特に今年は花と鳥のテーマパークである花鳥園が夏にオープンするので、それと絡めてお城への共通入場券などもやってはどうか、という案も出ている。
観光というものをもっと重要視して、アクションプログラムが必要になるだろう。わが市は東海道筋にあって、随分良い歴史を持っているからもっとそれを大事にするのが良いように思われる。もっと歴史の有効活用をしたいね。
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