2003年04月24日(木) |
030424_本州をひっくり返せ! |
2003年04月24日(木) 初めてのもんじゃ焼き
【霞ヶ関へ】 長野の知人から、佐渡島の小さな町の地域興しにアドバイスを下さい、と頼まれて、霞ヶ関へ相談に行く。
小さな町とは、直江津港からのフェリーが着く小木町のことである。
かつてここで私も妻もダイビングのライセンスを取得して以来、時々は訪れていたのだが、最近はダイビングも佐渡島もとんとご無沙汰となっている。
この小木町も、現在佐渡島全体で一つの市になる合併構想が進んでいて、合併した後では自らが思うような地域整備が行えないだろう、という危機感から、今のうちに展望台などの整備をしておきたい、と言う切なる思いがあるのである。
これには公園関係の補助金が使えるのではないか、と考えて、担当者を訪ねていったのである。
事業そのものの直接的な担当は新潟県になるので、私自身があまり突っ込んだ事も言えないが、人を紹介したりアドバイスをしたりすることくらいはできる。
どれくらいできるかわからないけれど、世話になった町には応援してあげたいものである。
【東大を訪ねる】 東大工学部の家田仁先生を市長とともに訪ねる。用件は、わが市が中心になって活動している「塩の道」の顧問になって、アドバイスをして欲しい、ということである。
顧問への就任は基本的に了解して頂いていたのだが、改めて今年の会合などの日程調整やら意見交換をした。
家田先生はなかなかのアウトドアマンで、若いときから登山もしたし、最近ではカヌーに凝っていて、我が県の川も下ってみたそうである。
家田先生は、交通工学の教授なので本来は高速道路はいかにあるべきか、などと行った議論を専門としている方なのだが、部屋に入ると、「北海道の地図」と「本州を逆さまにした地図」が並べて張られていた。
北海道の地図には大雪山と日高山脈に赤いマーカーが引かれていて、札幌と帯広に赤で丸がつけられている。 そして、ひっくり返った本州の地図には、南アルプスと中央アルプスに赤いマーカーが引かれていて、東京と名古屋に赤い丸がつけられている。
「先生、この地図にはどういう意味があるのですか?」と訊くと 「うん、これはねえ、東京から名古屋へ行く間には結構高い山があっても高速道路が何本も通っているのに、北海道には東西をつなぐ高速道路が一本もない、これでいいの?ってことを言おうとしてるんですよ」
「どうして本州がひっくり返っているのですか?」 「大きな町を左に置いて、行く先を右に置いてみたんだけど、北海道の話だから札幌は山の右にあるので、東京を左に置いてみるために本州をひっくり返してみたんですよ。ちょっと目立つでしょ?」だそうである。
私としては賛成なのだが、うちの市長は「北海道や九州などは止めてでも、第二東名の整備を進めよう」という立場なので、どうかな?? 市長はにやにや笑ってましたが。
【初めてのもんじゃ焼き】 夜に北海道の仲間を訪ねて一杯飲みに行く。行く先は晴海埠頭の近く、月島のもんじゃ焼き通り。
このあたりはもんじゃ焼き屋さんが多いことで知られているのだ。 もんじゃ焼きは食べたことがなかったけれど、せっかくなのでチャレンジ。
注文して出てきたのは、どんぶりに山盛りの具。目の前には平らな鉄板があって、そこへまず丼の具を二つのへらで取って降ろす。具を取ってみると丼の中には出汁で小麦を溶いた、ゆるゆるの汁が残ります。
具を焼くのだが、食べるときには小さなへらで食べるので、キャベツやラーメンなどの具はここでできるだけ細かく切っておくのがコツ。
やがて具が一通り焼けると、これをドーナツ状に堤防を作って、このなかに丼の中に残った汁を入れる。汁がやがて具の堤防を越えて外へはみ出ると、これを急いでへらですくいながら土手に戻すのである。
こうしているうちにやがて汁も少しずつ固まり始め、全体にどろっとしてくる。そこであとは土手を崩して全部をぐちゃぐちゃにするのである。
あとは周辺でのり状になった部分を小さなへらでちょびちょびと食べるのだが、これがなかなかいける。女の子とのデートにはうってつけ、という感じ。
もっとも今日の飲み会はむくつけき野郎どもしかいなかったのが残念である。
さんざん飲んで食って、あとは9時半の新幹線目指してタクシーで東京駅へ。楽しい席を中座しなくてはならないのが残念ですな。楽しい時間は短いねえ。
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