日々の思い

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七夕の頃
2007年07月09日(月)

今年は天の川も大洪水だったに違いないと思われるほどの大雨が続いた。

庭のむくげが今年は特別沢山のつぼみをつけていたので、咲いてくれるのをとても楽しみにしていたのだが、幹が大量の雨を支えることができなくなってしまい、見事に変形しみすぼらしい感じになっている。
むくげの幹はとても柔らかいのだ。

大きくなりすぎても女手でののこぎり作業が苦にならないくらいにすぐに切れる。
その性質があまりの大雨に悪いほうに作用してしまった。

むくげの花は、一日花。
朝咲いたものは夕べにはつぼみ、ぽとりと落ちてしまう。
だから太陽をうんと吸って誇らしく、やさしく咲いてほしいと思う。

まだまだ、重すぎるほどについているつぼみたち。
この雨の時期が過ぎる頃には、大輪になってくれるだろう。










上の花の写真は、アパカンサス、ユリ科の花。和名は紫君子蘭(ムラサキクンシラン)

この花も今年は沢山咲いてくれた。
いつだったか、植物園ですごい塊で群生しているのを見たことがある。
この花は植木鉢に大事に植えられて鑑賞するよりも大きな塊になって群生しているほうが生き生きとして胸を張っているような感じがして存在感がある。


今朝の雨にぬれて雫が光っている姿もまたよき哉、である。
そろそろ花期を終えようとしている。



雨がテレビの音を消すほどの勢いで降っていたときに、
ちょうど報道ステーションを見ていたといって二男が電話をかけてきた。
「家のほうはどう?大丈夫?」
我が家は台風はものすごいが洪水の恐れはない。
わかっていても、家を思い出して電話してくれたのも七夕のせいかもしれない(笑)

言葉がなかなか聞き取れないけど、それでもそろそろ孫の声を聞きたいなあと
熱望していたじい、ばあの願いが雨に運ばれて届いたようだ。
たくさんの写真も送ったそうだ。

めったに会えない織女を待っている彦星の心地ではある。




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