日々の思い

ひばり【MAIL

My追加

村上春樹青春3部作  「羊をめぐる冒険」ほか
2007年03月01日(木)




「羊をめぐる冒険」が面白かった。

僕と鼠と羊男。
僕は流されるままに(表現は間違ってるかもしれないが)生きることができる男。
鼠は頭の中で生きることを考える男。
羊男は権力と力を求めてやまない男。

生きるって何? なぜ生きるの?  という声がずっと聞こえている。

でも、羊男を飲み込んだまま、死なねばならなかった鼠。
鼠をもっと知りたい。


表題に青春3部作の完結編とあるし、作中に出てくる”鼠”にとても興味を惹かれたし
絶対に読まねばと「風の歌を聴け」を読み始める。

しかし、しかし、

何度も文章の上を目は追うのだが頭に入ってこない。

1ヶ月位もかかってやっと文字だけは読み終えた。


次に「1973年のピンボール」

私の知りたいと願った”鼠”は・・私には読み取れなかった。
ジェイズバーのジェイだけが鼠をわかりえたのかもしれない。
だったら、ジェイのことをもっと知りたい。


もっと、”鼠”を知りたいと思う。

は鼠の死に衝撃を受けながらも生きている。

はこれからもずっと、そのままの僕でいきていくのだろう。


次にどの作品にたどり着けば、鼠のことがわかるのだろう。
欲求不満が募るのだが、もう一度「風の歌を聴け」を読めばわかるだろうか。



BACK   NEXT
目次ページ