結婚と不倫と離婚の間
蒲公英



 引止めて欲しかった

元夫と離婚の話を進めて行く中で、私は元夫に 「どうして、私の不倫に気付いた時に、力づくで私を引き止めなかったの?」と尋ねた。

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「もしも、子供が不良グループ誘われて、どんどん悪くなって行くのに気付いた時、貴方は、『子供を信じているから』と黙って見守るだけなの?」と私は聞いてみた。

「いや・・・それはどうかな・・・?」

きっと子供が悪い仲間から離れられないでいたなら、親としては必死で何とかするはず。

私は大人だから、「必死に引き止めて欲しかった」などと思うのは甘い考えなのだろうか?

私がチャットにはまっていた時に、パソコンを無くしてしまえば良かったのに、元夫は自分のためにそれが出来なかった。

私がこれから彼に会いに行くと知っていても、元夫は私を放って出掛けていった。

携帯電話だって、「君が何故携帯を持つ必要があるんだ!?」と言いながら、「じゃ、貴方も持たないで。私も持たないようにするから。」と言う私の言葉は無視した。

私が言うべきことではないが、あの時もっと必死で引き止めてくれていたら、ひょっとしたらこんな風にはなっていなかったかもしれないと今でも思う。

2007年07月05日(木)
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