結婚と不倫と離婚の間
蒲公英



 思いやり

夫はコーヒーを飲む時、私がすぐそばにいる時でも絶対に自分の分しかいれない。
「お前も飲む?」と絶対に聞かない。

そんな文句を誰かに話すと「男ってそんなもんだよ〜」と言う。
「そんな些細や事に不満を感じるのは結局は愛情がないからで、その事自身はそう大した事じゃないだろ」とも言う。
そうなのだろうか・・・?

ある時、友人をクルマに乗せる機会があった。
私はいつものように何気なく助手席のドアを明け「乗ってちょうだい(^^)」と勧めた。
後から聞いた話だが、その友人はその時「あぁ、こういう風にされるのって気持ちが良いなぁ」と思い、それ以来自分も誰かを自分のクルマに乗せる時には助手席に回ってドアを開けるようにした、と言う事だった。そして、ある時、その友人は意中の人から、「気の利く素敵な人」と誉められたと私に感謝してくれた事があった。

つまり、夫のコーヒー云々の話は、何もコーヒーを煎れてくれと言っているだけではないのだ。

自分が妻や夫から受けてうれしかった行動や言葉を、何かの機会に妻や夫に返そう(お返しという意味ではなくて)と思う気持が大切なのではなかろうかと思うのだ。

2003年01月24日(金)
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