□■ あたしのお教室 ■□
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はい、こんにちは。
7月12日。 兄くん、18歳。
おっとっと、試合で合宿。 弟くん、友人宅へお泊りに。
「明日、キミ、誕生日だよ。」
「あっ、そうやった。忘れとった。」
「みんないないから、かーさんと二人でお祝いしようか?」
「そっか。それもいいな。」
「明日は模試やね。学校終わったら校門のところで待っているから 二人でお寿司でも食べにいこうか?」
「そやな、いこうか。仕事はないの?」
「うん、夜、ゆっくりしたいから、昼間に済ませることにした。」
大きくなったのに、私と二人で行くの、恥ずかしくないのかな?
「18歳になったら、車のれるね。 あ、パチンコにもいける。」
「あはは、ほんまや、競馬もできるな。」
「結婚もできるよ。」
「はは、それは遠慮。」
いつのまにか反抗期もこっそりすませて、今は、母の悩みもきけるようになった。
彼は彼のペースで18年を生きてきた。
明日は、二人っきりで、お腹いっぱい食べよう。
たまには、二人もいいよね。
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