くじら日誌
温かい、紅茶を傍らに。
穏やかで何もない日々だけれど。
せいいっぱい、生きよう。

2002年06月26日(水) 過而不改、是謂過矣

自分が発した言葉の意味が他人に100%伝わるかというと、
必ずしもそうではない。
寧ろ伝えたい事の半分も伝わらない事のほうが多いだろう。
直接伝える事ですら難しいのだから、
文章だけで伝えるという事はなかなかどうして難しい。


わたしはこの年齢にしては(自称)筆まめな方で
遠方に住む友人に手紙をよく書きます。
夜中、ひっそりとした空間の中で筆を走らせるのはとても楽しいです。
けれど、夜というのはただそれだけで通常時より神経が高ぶっている場合が多く、
文章すら感情的な表現になってしまいがちです。

だからわたしは夜に下書きをして、朝起きてからもう一度目を通す事にしています。
意外と「わたし何てこと書いてるんだろう」という箇所が見つかり、
手直しを要れて清書をし、封をします。

メールやネットは伝えたい事を瞬時に相手に伝える事の出来る
とても便利なものだと思います。
でもその分注意すべき点も多く、慎重に扱わなければなりません。
それはもう自己責任の範疇ですが。

最近のわたしはそういった事を無視して、
無意識のうちに随分と人を傷つけていたような気がします。

そんな事を考えていたら、
わたしがこうしてネット上に日記を書いていることや
HPを運営していることの意味がわからなくなってきて、
「ただの自己満足の産物」なのではないかと不安になりました。

例えばふとこのHPが消えても
特に何か影響を与えるわけではないし、
何かが起こるわけでもない。

という事は
例えばふとわたし自身が消えても
時間は普段どおりに流れていくのだろうし
何も変わらないのだろうなどと
また極端なことを考えてしまっています。

わたしって物凄い嫌な奴なんだろうなあ。



昨夜気まぐれにネットで本を注文したら
今日の夕方家に届きました。
吃驚です。
インターネットって凄いんですねえ。
恐れ入ります。


 < 過去  もくじ  未来 >


小種 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加