鼻の奥に残る匂いは、結局はなんだか分からないまま 今日も一日僕を不快にした。 懸命にドキュメントを作成している僕の傍らで、 そいつは僕の気を散らそうとするのだ。
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信じられないほど僕には余裕がなくなってきて、 何の意味があって自分が生きているか分からなくなる。 帰り道の公園で、ここで足を止めたら最後だな、と 半ば無理やり両足を交互に出すことだけを考えていた。 一瞬だけ、君の事を忘れていたように思うのに。
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耳から入ってくる、1年前に良く聞いた曲が、 ちょうど今の気候と相まって僕の記憶を強烈に刺激した。 あのときの僕は、やはり同じような状態だったかもしれない。 進歩が無いな、と苦笑できるほどの余裕もなく、 右、左、と交互に足を出す。
前に進むのだと決めたのだから、 それがどんなに小さな足取りだったとしても、 無駄にはならないはずだ、と 言い聞かせながら、行進は続く。
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