自分が今の職業についているのは、 少なからずテレビゲームの影響があるからだろう。 多勢に漏れず、ファミコンっ子だった僕は ゲームセンターに入り浸り、家では親の目を盗んでドラクエしたりと 普通の子供だったと思う。 高校大学は殆どゲームをしなかったのだけれど、 社会人になって箍が外れたのか、社会人初のGWは 起床五分後にプレステのコントローラーを握るというものだった。
最近はインターネットが普及したおかげでゲームも変わった。 いわゆるネットゲームという代物。
僕がやっていたゲームは日本人文化の中に外国人が入ってくるという 現実世界ではあまりない状況だった。 そんな中で右往左往する彼らに日本人はあまり近寄ろうとしない。 基本的に文字でしかコミュニケーションの取れないネットゲームでは 日本人の側に言葉の壁があるのだろう。 そんな中、僕はただ面白そうという理由でよく外国人の案内役を買って出た。 いい加減な英語で話し掛けると相手はスペイン人だったりして、 国籍ごった混ぜの感覚はかなり新鮮だった。
そんな中であるアメリカ人と知り合った。 二人でゲームの世界のいろいろなところへ行った。 現実でならば、そこそこ仲の良い友達だっただろう。 やがて、僕はそのゲームを辞める事になったとき、 彼は本当に悲しそうだった。
実は、昨日そのゲームを2ヶ月ぶりにやったのだ。 どこの誰かも知らない彼はいなかったが、 どこの誰かも知らない彼だからこそ、もう一度話をしてみたいと思う。
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今日は一日暇でボーっと過ごしそうだったのだが、 意を決して部屋の掃除をした。 あふれんばかりのカセットテープとCD、本は結局ほとんど捨てられなかったが、 引き出しに名前をテープ張りし、整頓すると大分綺麗になった。 布団を干し、掃除機を掛けて、昨日突然頼まれた曲を書いたりしていた。 まあ、そんないきなり言ってもすぐ出来るものでもないので 前に作った曲を焼きなおしただけなのだが。 昨日病院へ行った帰りに寄った100円ショップで買ったパスタを 茹でて食べ、結局家からは一歩も出なかった。
夜に親父から電話が来て、今度彼女の家に謝りに行くことになった。 自分が謝りに行くのはいいが、親に謝らせるのは本当に心苦しい。
それでも、親父が電話で言ったことが僕の考えと同じだったので、 血の繋がりを感じる。
優柔不断なところもしっかり引き継いでいるのが、 なんとも、なのだが。 昨日書いていたこと、消してしまったんだね。 そっちこそちゃんと寝るように
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