あお日記

2002年11月17日(日) 『1991』


 状況としては高校を卒業して新しい環境に身を置くようになった訳だが、高校入学時と同様、その3年後にはまた同じように目の前にある既成の人間関係だけを頼りにして心境的に何の変化も見られない日々を送っていた1年だった。決定的な違いがあるとすれば、前者は社会に対する漠然とした反発であり、後者は人間そのものに対する不振と反発からくる自己否定という悪循環の中に身を置いていた、そういった心境の根拠だろう。

 自己否定の行き着く先がどんなものであるか、私には分かっていた。その自覚が決意として最初に現れたのが嶋さんとの決別なのだと思う。この後徐々に交友の幅を狭めていくことになるのですが、その水際まで私に不定期ながらも連絡をよこしていたのがラザだった。そのおかげで私はこの後もしばらくの間部活関係の人間たちと会っていくことになります。

 この年はまだ滞っていた日記が再開しておらず非常に情報が少ないので、記憶に残っていないが重要だったこともあったかもしれない。ただ当時の私にとってはどのような出来事もさして重要に感じたりはしなかったことだろう。まあその分この日記がコンパクトにまとまって大いに結構だ(笑)。



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