あお日記

2002年09月11日(水) イッキ


 毎回バスケの練習が終わった後は銀さんが自宅まで車で送ってくれた。今でもあまり印象は変わらないが、私にとって彼はとても大人の「男」に見え、非常にカッコいい存在であり、取っ付きづらい人でもあった。ルートからいって毎回ラザを下ろしてから私の家に向かっていたので最初のうちは緊張して何を話そうか色々考えていたのだ。ただこういった機会が重なって大分彼との間が近くなっていったのも事実だった。

 とある練習から帰宅した夜、リビングに行っても誰もいなかった。その日はどこかでダベったかなんかで時計の針は22時頃を差していたと思う。あの頃は自分の家族がどこで何をしていようが、居るのかいないのかさして興味もなかった。実際いないみたいだったが...。

 喉が渇いたので冷蔵庫で飲み物を探した。あいにくと牛乳しかなかった。スポーツ後に喉を潤すに牛乳はナンセンスな気もしたが、この際のどに通れば何でもよいと思いパックのままゴクゴクと飲み干した。いかに夏といえど、いや、夏だからこそかもしれないが、冷蔵庫で冷やしてあったものをそんな威勢良く飲んだものだから、カキ氷を食べた時に頭がツンとくるアレに見舞われてしまったのだ(笑)。

 しかもそれが牛乳というのだから我ながらお恥ずかしい。その時は油断もあったのかかなりの時間眉間を抑えてうずくまりそうに腰を曲げて冷蔵庫の前で唸っていたはずだ。

 家族がいなくてよかったかもしれない(笑)。




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