あお日記

2002年09月09日(月) 夏祭り(書き忘れ)


 1度行って思いがけないくらい楽しかったそのバスケットの練習に毎週通うことになった。大学生だった銀さんは9月上旬はまだ夏休み期間中で、授業の終わる頃に部室へやってきて練習の始まる時間に合わせて体育館まで車で送り迎えをしてくれていた。

 そのバスケを始めた頃もそうだが、あの夏は周さんをはじめとして、いっちゃんや舞ちゃんも含めて2台の車で色々と遊びに行ったものだ。そのひとつに銀さんの地元の夏祭りがあった。

 中学の頃から誘われても行かなくなった夏祭りだったが、あの時は何をしていても楽しかった。上はTシャツ(または標準Yシャツ)、下は学校標準の学生ズボンという格好で色々な所に出かけた。もちろんこの夏祭りもそうで、校則の緩い我が校の生徒はみんな同じような格好だったが、標準服を着ているのは私くらいだったか?(笑)

 夜店の中を練り歩き、一通り堪能した集団が祭りの喧騒を避けるように公園の木立の隙間に滑り込んだところでようやくそこにいる人間全員の声が判別できるようになった。そんな中、私といっちゃんを残して他は連れションに行ってしまったことがあった。

 それを「チャンス!」とか思ってはりきって話をするような得な性格ではなかった私は、集団の中にいる彼女と話をすることには慣れたのだが、彼女個人としなければならない会話の必要など感じていなかったし望んでいた訳でもなかった。そういった自分が本当に彼女に恋をしているのかどうか自分でも疑問に思っていたくらいだった。

 ...てな訳で、ひとりふたりと仲間が帰ってくるまで私は一言も彼女と会話しなかった(笑)。暗がりの中、夜店のほのかな灯りに浮かんだ彼女の横顔を ちらっ と見るのが精一杯。

 はははは。
 



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