あお日記

2002年09月04日(水) 喪失感


 8月の中ごろだったか、いっちゃんが家族で親戚参りをする都合で部活を空ける日があった。それに周さんの個人的な都合も重なってその何日かの部室は別の空間のように静けさに包まれていた。
 当時すでに自分の居場所として望んでいたそこであったので、その2人が不在でも私は毎日通った。人間というのはとかく分かりやすいものだ。特に部外者は潮が引いたようにこの間は顔を出さなかった。要は目的が我々の部活の趣旨の賛同ではなくて、この部の異様な活気に対する賛同でしかなかったのだ。いや、それならばそれで良かったのだ...。

 そんなことを感じた私自身が毎日この部屋でいっちゃんの姿を見るのが楽しみでここへ来ていたのだ。そういった想いの主がいないこの部屋に素直な空虚を感じた。

 私以外でこの間も部屋に来ていたのは確かラザと舞ちゃんだけだった。今でこそ付き合いの長い我々で会話の成り立たない瞬間は無いが、当時は三者のキャラがそれぞれ「お嬢」「優男」「傍観派」だったので話が弾まないこと(笑)。いかに日頃から周さんや銀さんの牽引に頼っていたのかが分かる日々でもあった。全体的に、この部に関わっていた人間で現在でも私の友人である人間は、人との付き合い方はヘタクソというか不器用なほうだろう。まあ類友でうまくいっているということだ はは。


 この間は陽のあるうちに帰宅の途につく日々だった。




 < 過去  INDEX  未来 >


あお [MAIL]

My追加