危険域。 Master:(c)夏目

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2006年05月08日(月) ■
硝子を叩き割っても落ちることまでできなくて







 えーと、学校行こう。ね。


 バイトには行ってるんですけどね、どっちもやってると本当、疲れちゃって…。バイトがバイトじゃないんだよすでにさ。仕事内容がバイトの域を脱していると思うわけです。


 連休明けの平日だったので「荷物がー」と思っていたら、全然ないでやんの。何コレこの少なさ。まさかどっかにまたダンボールの中に押し込められた荷物があるんじゃあ…!と必死こいて荷物置き場をあさってましたが、見事に返品箱しかありませんでした。
 届いたのは、追加発注した福音館の絵本数点と、ハリの携帯版3点15冊。ちょっとそれはうれしかったんですけども。
 でも明日以降で荷物が大量に届くのかと思うと憂鬱というか恐怖というか。やることあって暇がないのは楽だよなーとこの連休中に思ったんですけど、それが一気にこられるのも困り者ですな。うう。
 まあ、大して売れてないから補充もそんな怯えるほど来ないんだろうけどさ…(自虐
 せっかく補充分出して欠本しようと思ったのに…!
 タイミングよくというかさすがわかってらっしゃるとばかりに、講談社と小学館からリスト来てるのに…!
 結局フロアの整備とPOPを延々とやってました。
 暇すぎて絵本の座り読みとかやってましたよ。
 個人的には福音館より岩波より、ほるぷが好きというマニアックぶりを発揮してみる。ちょ、ほんと、そ、そろえていいですか…?常備商品はあるんだけども。うはー。



 明日はちゃんと学校行きます。
 あれです、中国文学があるんです。先週はサボってしまったので今週はちゃんと受けてうはうはします。あは。漢字ラブリ。
 一コマのパソの授業はもうずっと出てはいるけど受けてはいない状態です。誰かのコピれb

 でもそのあとバイトだけどね!
 四連勤です。でも16時からだからつらくはないです…多分。明日明後日で休みだしね。
 ハリの発売日が目前だから、どうにも気が抜けないんですよ。売り場もGW明けでだらけちゃってるし。
 まあ、夏目の売り上げも恐ろしいんですけど。何、前年比45%とか。自分で言うのもなんですが、前代未聞です。恐ろしい数字です。大体にして初日に8冊8千円とか有り得ないだろ…!いまだかつてない数字だから…!
 恐怖の連続で毎日胃が痛い……売り上げが上がろうが下がろうが棗の給料には関係ないと頭ではわかっていても、この数字は…。
 そのせいというわけではないですが、担当異動が本格的に決定致しました。最後まで「学参・攻略だけは嫌です」と頑固に言っていたので、こりゃもうレジに戻るしかないのかなー?と思っていたんですけど、まあそうなりゃ辞めるだけなんですけども、どうにもその話を店長が何処かから聞いたらしく(多分事務所でタムラさんと話しているのがフロアに聞こえたんだと…)、妥協案を持ってきました。いやそんな高々バイトに妥協案って…。

 「児童書の補佐、実用の補佐、ティーンズ文庫、耽美新書の正担当」

 ということです。
 ティーンズ文庫は耽美文庫、コバルト系、電撃系とそのあたりの文庫のことですね。耽美新書は言うに及ばず。
 児童書は、夏目が別に降りたかったわけじゃなくてやりやすいからそのままやりたかった…というだけなんです。売れ筋も、棚位置も、商品の位置もわかるようになってきたところだし12月の半ばからはじめて半年弱経つって辺りで、漸く慣れたきたところで降ろされてもさ、正直やってられん!って感じじゃないですか。
 おはなし会の実績も、配布ペーパーの原稿も、店の中では夏目しか経験ないんだしさ、それを奪われるって言うのはめちゃくちゃ悔しかったんですよね。しかも、言っちゃなんですが、「フリーターで時間に余裕がある」という理由で。
 同じ時間で勝負すれば正直、負けない自信はありますから。
 世の中こんなもんなんだろうなーとは思いましたけどね。
 まあ店長も辞められちゃ困るんだって、「ティーンズ文庫」というエサをつれてきたわけです。あらあら、でもそんなことしたら夏目、凄いことやりはじめちゃいますけど…よろしいのかしら。

 でも、タムラさんも自我のあるひとですから、夏目が補佐に入ったところで彼女は彼女の望むままに売り場を仕上げていくんだろうなあと思うと、やっぱり悔しいですね。
 「自分の売り場」をつくることから担当の仕事ははじまるもんだと夏目は思います。
 このほうがわかりやすい、このほうが売れやすいんじゃあないか、こっちのほうがインパクトがある、このほうが流れがあるってね。それはほら、個々まちまちの見解がありますから、どれが正解ということもないんで…。
 あああと、夏目が手塩にかけたお気に入りの絵本達も彼女の感性に合わなかったら返品されちゃうんだろうし、夏目が「これほしい」と思ったものも彼女がNOって言えば叶わないんだろうし、そう考えるとすんごいつらい位置にいるんだよな…でも、仕方ないのかな。
 おはなし会と原稿は今のまま夏目がやることになっているんですけど、彼女が望むならどうかわかりません……つ、つら…!

 学生がフリーターに負ける「時間」という柵…どうにもならないだけに悔しいです。




 店長は持ち上げるひとなんですけど、夏目はそういうの胡散臭くて好きじゃないです。どうせ本心じゃないんだろうなあってわかってるし。
 でも今回、夏目を引き止めるための言葉は今まで以上に凄かった。
 おおおおそんなに言うかそれほど言うか。そこまで言われると逆に逃げたくなるのが夏目って人間の本質だ。ってくらい。
 マルチプレイヤー、オールマイティキャラ、万能型、使い勝手のいい人種、と延々と。散々だなおい。
 ほめているつもりなんだろうなあと思うんだけども、言われれば言われるほどプレッシャーから逃げたいですな。期待されるほど働けませんから…!好きなこと好きなように好きなだけやっているだけの人間ですから!
 君にやめられると大損だ。俺の中では必要不可欠な人間だから。君がいなくなることなんて考えられない。ずっといてほしいんだ。とかとか、口説かれてるんか鳥肌立つぜって台詞のオンパで、このひとこんなんゆってて歯ァ浮かないんかな…?と。
 いや、寒いわーこのひと。








 ガッコでPOPつくろ。
 あーもーせっかくそろえたのに違うことに消費しちゃって、また買出しに行かなきゃだ…金曜日かなー次休みなの。






 ではでは
 本日はコレにて失礼!

 復刊本発売まで後四日。


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