| 2005年02月06日(日) |
「君が代」斉唱時の声量が問題に |
今日6日、東京・日本教育会館で教育基本法改悪反対の集会がありました。 950人が首都圏、さらに全国から集まりました。 いい集まりでした。
教師に対する「職務命令」から、生徒が起立しない事をも指導責任を問うことになり、さらには今度は「君が代」を歌う声量までも通知したとのこと(東京都町田市教育委員会)。
今日の集まりは、教師(解雇者、被処分者)が中心になって、保護者、さらには知識人がひとつになって強制を許さない取り組みをと訴えていた点が特徴だったと思います。 発言者が自分の生き方をかけて「不起立」することを宣言しています。
管理職(校長、副校長)や教育委員会の締め付けが強まっていると実感しました。 昔(もう、30年以上前ですが)は結構「自由」だったのではないでしょうか。
東京の動向がやはり全国を左右しますから、この3月の戦いは重要ではないかと思います。 私たちも注目と支援を強めたいと思っています。
上田
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詳しくは http://www.kyokiren.net/ 教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会
「国歌の声量、事前指導を」 町田市教委が通知
東京都町田市の教育委員会は、今春の卒業式・入学式で児童・生徒が校歌などと同じ声量で国歌(君が代)を歌うことができるよう、事前に指導することを定めた通知文を市内約60の小中学校長に送った。
都教育委員会は、昨年の卒業・入学式で「国歌斉唱」の際に起立しなかった教員らを200人以上処分しているが、児童・生徒の声の大きさまでは指示していない。都教職員組合町田支部は近く、同市教委に「歌唱の強制があってはならない」と、通知の撤回を申し入れる。
通知は昨年12月16日付で出された。卒業式・入学式の重点項目として、「国旗及び国歌について十分な事前指導を行う」とあり、「特に、国歌については、ほかの式歌と同様の声量で歌うことができるよう指導する」としている。
さらに、1月から3月までの国歌の事前指導の計画書や、式当日の実施状況の報告書の提出なども求めている。
市教委によると、昨年4月の定例会で、教育委員の一人から「式場で国歌の声が小さい。きちっと歌わせてほしい」と要望があったことがきっかけで、通知に盛り込んだという。
式当日の声の大小や、前日までに声出し指導をどのように行ったかについては、報告を求めないという。「国歌だけ声量が違うのはよくない。事前指導については各学校に任せる。子どもに自信を持って歌ってもらうためで、強制ではない」と市教委指導課は話す。
一方、都教組町田支部は「これまでの教師への強制に加え、今回は生徒の内面にも踏み込むもの。思想・信条や国籍・宗教上の理由で歌えない小中学生もいる」と通知を問題視する。近く、内容の撤回を求める要望書を市教委に提出するという。 (01/20)
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