川崎連絡会議日報

2004年08月03日(火) マツダの不法解雇

日本の政治・経済は資本家や経営者にのみ有利で、労働者には厳しい社会です。バブル崩壊以降、政治は資本防衛のみに走り、不特定多数の労働者は絶えず犠牲を強いられてきました。マツダの不法解雇のその現れでしょう。抑圧をはね除ける力を築きたいものです。040802 望月

マツダの開発部門で試作品のモニター評価をしていた人たち7名が不当解雇処分を受けました。
彼らのHPが開設されましたのでご紹介します。
「マツダの不法解雇とたたかう会」 http://justice.daa.jp/index.htm
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中国新聞地域ニュース(6/19)

解雇無効を求めマツダを提訴 元社員7人

 会社の試作品を無断で個人の車に使用したことなどを理由に懲戒解雇されたのは不当としてマツダの研究開発部門の元社員7人が18日、同社に解雇無効の確認と慰謝料1400万円の支払いなどを求める訴えを広島地裁に起こした。

 広兼裕さん(39)=廿日市市地御前=ら49―33歳のいずれも男性の七人。訴えによると、新車の開発や部品の性能実験に従事していたが、試作品やテスト済みのタイヤなどを個人の車に取り付けていたことをとがめられ、今年四月「会社の物品をひそかに処分し、または無断で持ち出した」として懲戒解雇されたという。

 原告は、試作品の性能を調べる「モニター評価」制度がマツダでは30年以上慣習として続いており、無断で持ち出したのではなく、自分の車などに装着して性能をチェックしていただけだと主張している。

 広兼さんらは提訴後に会見し「会社から『盗っ人だ』と言われた。愛社精神で車づくりに取り組んできたのに許せない。謝罪を求める」と話している。マツダのグローバル広報企画部は「訴状を受け取っていないのでコメントは差し控えたい」としている。


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