ちょっときもので・・・...mao

 

 

単衣でpartyへ - 2004年09月12日(日)

9月12日は おがわ屋の日 ということで、
おがわ屋さんの新店舗移転1周年記念partyがお店である。
早いなぁ、もう1年だ。
去年は、単衣がないよ〜、と中振り袖を着ていったんだった。
今年は単衣を仕立てたからね。水色の恋 の出番だわ。

6月に新橋の朝川へ行った時は、母の紅型の帯を合わせたんだけど、
薄い水色同士になってしまって、ちょっとぼやけてたかも・・・。
もちろんあのコーディネートはあれで「きれい」にまとまったと思うけど。
んじゃ、今回は秋単衣だから、帯は黒の塩瀬のアールヌーヴォーふうピエロ柄にしようと思っていた。
そこへ・・・じゃじゃーーん、とっても色のきれいな半幅帯と出会ってしまったので、
もう迷うことはない(大げさ)、こっちに変更なのだ。





どんなふうな結び方がいいかなぁ、と前日にお店でおしゃべり。
聖子先生から
「上の羽を小さく、下を長くした文庫結びが華やかじゃない?」
とアドバイス。
よし、そうしてみましょう〜。で、こんなふうになった。
小さい羽は、ピンとするように形をつけてみた。
この半幅帯は 紬 で、片方がマルチカラー、もう片方は黄色一色。
この着物とぴったんこな水色もアクセントカラーで入っているの。
猫柄の帯揚げと、またまた帯とぴったりの帯締めをして、
半幅帯をドレスアップすることにした。
この半幅帯、お気に入り度でトップに躍り出た♪







羽を4枚作ってあるから、長い羽の片方は、黄色一色になる。
逆サイドはこんな感じ。
母もこのコーディネートはとってもいい、と気に入った様子。
「この着物には、派手目な色の帯を合わせることにしましょう。」
と繰り返し言ってたしね。
これからの季節、もう大活躍間違いなし の帯だぁ。
すんごくうれしい♪
袷の季節に入ったら、手始めに 吉野格子に合わせることにしよっと。










フロントはこんなふう。
細い水色の縞がちょうど前にでてくれた。
半えりは、ベージュの無地なんだけど、ちょっと仕掛けがある。
衣紋のところに、ト音記号の刺繍がしてあるの。
ふっと見ると、あれ、何かちらっと見える・・・ってぐらいの隠しワザ。
でもそれだけじゃ、前の衿もとがさみしい〜、ということで、
ビーズでワンポイントの音符をつけた。
・・・つけて 「もらった」 だった(苦笑)。



partyは 津軽三味線の演奏から始まった。
初めて生演奏を聴いたんだけど、津軽三味線って打楽器なのぉ〜、というほど、
弾き方が 打つ 打つ 打つ なんだもん。
即興、掛け合いがいっぱいで、これって 日本のジャズだわ と思ってしまった。

その後は、おいしいお酒、おつまみ、そしておしゃべりで時間はあっという間に過ぎていく。



地元のおいしいイタリアンレストラン、
プリマベラのシェフによるカナッペは、フルコース仕立て。 
クロスティーニのトリコロールフルコース とタイトルがついていた。
富山産白海老と茶豆にキャビアがのったものが 白
スペイン産 ハモンセラーノ生ハムと乾燥トマトが 赤
ゴルゴンゾーラチーズ(青かび)が 青





おしゃべりに花を咲かせながら、仲良しな方々の写真をとらせていただいた。
まりこ嬢の本日の出で立ちは サーモンピンクの無地の紬にイカットの帯。
帯揚げは うさぎ柄。
いいなぁ、イカット。
母が持っているから、そろそろ貸してもらおうかなぁ
・・・とまりこ嬢の帯を見ながら、思う私。






柄の位置に注目〜。
袖口のところにだけ咲いてる花なのだ。
後は無地なんだよ。










久しぶりにお会いしたのは、
去年、BUNKAMURAでの紅葉能に誘ってくださった倉本さん。
会場で写真を撮られていて、それが和楽にちょろっと載ったのだった。
びっくりだったけど、いい思い出になった。
ピンクの着物の背中には、アクセサリーひとつ。
帯がめちゃくちゃかわいいの。
たくさんの色でいろんな柄が描かれていて、
まるでスケッチブックのような楽しい帯。







そして、倉本さんの本日の隠しワザ。
ワインボトル柄の帯揚げ。
隠しておくのがもったいない・・・。







ちょうど翌日から、沖縄紅型作家の渡名喜晴美さんの会が始まるということで、
お店には、作品の一部が並べられていた。
あーん、来週から2週間は引きこもって仕事しなくちゃならない・・・。
見に来れるかなぁ。ま、母が行くだろうから、私が行けない分、楽しんでもらいましょう。


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