ちょっときもので・・・...mao

 

 

番外編II  一昨年の夏は - 2004年04月24日(土)

4月に入ってからは、やっぱり忙しくて着物を着て出掛ける余裕がない。
今日だって、お天気はとってもいいし(風は強いけど)、
先週末のように暑すぎるということもないから、着物びよりなのに。
おまけに、先週末に風邪をひいてしまい、鼻声が未だ治らずなので、
今日はやっぱり大人しく、家にいた方がいいわね。

今年の夜桜能の時には、ほとんど写真を撮らなかったので、
今月はお出掛け日記の更新もできそうにないし、なんだかつまんない。

そろそろ単衣の時期もやってくるし、そうなると、また夏衣の季節。
そんなわけで、一昨年の夏の着物の写真が何枚かあるから、
番外編で記録に残しておこうかな。
髪型も、今とは違うショートカット。
この時は、おでこ丸出しにするのに、けっこうヘアピンで遊べたなぁ。





毬の柄が気に入って買った 単衣の洗えるきもの。
単衣の時期って、梅雨だったり、秋雨の時期だったりするから、
洗える着物って重宝する。
この毬の柄は、割と大きいところがお気に入り。
淡いブルーグリーンの半えりを合わせるのが定番。
黄色の花織りの半幅帯を締めることが多いけど、
この時は、紬ふうの 洗える帯にしてある。
雨が降りそうだったから。




もらいもの の うすものたち



この年は、夏になる前に母の友人が、夏のきものをどさっとくれた。
こんなにもらってしまっていいんですか・・・?
というぐらいだった。
もちろん、その中には、
すみませんが、これは絶対に着ないと思います
というものもあったけど。
お気に入りはこれら3枚。
まずはこの縞のきもの。
グリーンの縦縞。写真ではわからないけど、地紋もうっすら入っている。
これは身丈も裄も、私にはちょうどよくて、
この年の夏、大活躍のものだった。
花織りの帯は 私の半幅帯の中で、お気に入り度のかなり高いもの。






リビングのコーナーにて撮影。
黒地に赤い極細の縞が入っているため、
茶色が混ざっているように見える。
これは、身丈が足りなくて、私はおはしょりをだすことができない。
気持ち、帯の位置を低くするようにして、対丈けで着てしまう。
ベージュの、少し光沢のある三尺帯を合わせるのが定番だった。
去年は一度も袖を通さなかったので、
今年は違う帯を合わせて着る予定。
お気に入りのちょいちょい着。







夏銘仙ということ。
青い色と、唐草模様が気に入ってはいるんだけど、
ご覧のように、身丈、裄 ともに 短い。
おまけに生地もとっても弱くなっていて、
実は着付けの時に、脇にタックをとろうとして、
ちょっと押し込んだら、爪で裂いてしまった・・・。
気にしないで、近所をうろうろする時に着ているけど、
こんなに生地が薄くて弱いと、何か他のものを作ろうかな、
というのもちょっと無理かも。



絹紅梅 は お出掛けきもの




おがわやさんのウィンドウに飾ってあって、ひと目惚れしたもの。
絹紅梅 は 風がふわっと通り抜けていくようで、
着ていると気持ちも ふわっと してくる。
この着物を着るために、この夏、
赤とかオレンジ系で遊んでいた髪の色を、黒に戻した。

この日は確か、新宿のパークハイアットにある 
梢 へ おがわやさんの夏のお食事会で出掛けたのだった。
麻の帯にして、小物は着物と同じ、水色で揃えた。
去年は、夏の終わりにギリギリで着れるかな、というところだったけど、
その日は連日の残暑から一転して、曇りで気温も低くなり、
うすものにはちょっと・・・。
今年は 7月になったらすぐ着ちゃう。




最後は浴衣で。
祖母が随分と前に買っておいてくれた反物を仕立てたのは、
きものを着るようになって、最初の夏だった。
博多献上の半幅帯も、祖母が用意しておいてくれたもの。
つばの広い麦わら帽子は、母が沖縄で購入したらしい。
ずっとほっておきっぱなしだったので、
ちゃんと洗ってかぶってみた。
この日は、地元の駅前にある クイーンズ伊勢丹 へ
grocery shoppingへ行ったんだった。
あ、その前に、当時入院中だった祖母の病院へもよった。
こんな格好で病院へいく人は ほとんどいない ので、
きっと変なヤツだったと思う。
うん、いいの。


去年の夏は、あまり夏のきものを楽しめなかったな。
(週末にけっこうダイビングに行ってたんだよね)
今年は もっときちゃうぞ。
ちょっとくすんだピンク地に、紺色の櫛の柄の綿絽の浴衣も仕立てたのに、
去年は袖を通さず終いだったし。
うん、楽しみ、楽しみ。





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