イタリアンワインの会 - 2004年02月07日(土) 11月のフレンチワインの会についで、第2回目はイタリアンワインの会。 今日は赤ワインをイメージした着物を選んでみようかな。 えび茶のきもの、実は付け下げなのである。 祖母が私のために、と、父方の祖母と連れだって着物や帯を買い集めていたのは、 おそらく私が高校生ぐらいの時だったと思う。 よく祖母同士で出掛けていたことを覚えている。 どうやらこれはその時に買っておいてくれたものらしい。 私が着物を着るようになって、母がたんすからひっぱり出してきたのは、 なんとも薄い、薄いピンク色。ピンクは好きな色だけれど、あの薄い色は さすがに着ないし、私の好みとはちょっとずれるものだった。 そこで染め変えてしまうことに決定。 おがわ屋さんに持ち込んだのは、一昨年のことだったと思う。 赤味の入った茶色にしましょう、ということで、色を選んだのだけれど、 地色がピンクだから、微妙に染め上がりが見本とは異なるかも、ということだった。 できあがりは、写真のようなこっくりとした茶色。 家に置いてあった時には、付け下げだとは気がつかず、反物をちょっとだけ広げては、 こんなところに刺繍があるね、などと話している程度だった。 染め変えて仕立ててもらったまま、袖を通さずだったので、今日はこの着物に決定。 ワインの会にぴったりの色だし。仕付け糸をとりながら、衿のあたりの飾り仕付けを発見。 今度はとっちゃうようなことは致しません。 半襟もワインの会にちなんで、葡萄とワインボトルが染められているもの。 これ、うまくワインボトルがでないのだ。 他にワイングラスとオープナーの絵もあるのに。 もっと着物の衿合わせを下の方にすればよかったかな。 この着物に、あまり黒い衿がですぎると粋になりすぎちゃうかも、 とちょっと控えたんだけどね。 合わせた帯は、鳥かごの刺繍の半幅帯。 片流しにしようかな、とも思ったけど、かなり長さのある半幅なので、 長めの変わり文庫に。 右側の袖の後ろ側にもひとつ刺繍がある。 付下げの柄の位置って、ちらっと見えるというところにもついているのね。 着物って、本当にいろんな所に、ちらっ があるのだ。 帯の前はこんな感じ。 鳥かごも形が違うのだ。 帯揚げは黒に、濃いめのからし色の絞り。 絞りは麻の葉柄。結ぶ時に左側の長さを長めにとって、 ちょうど真ん中に黒い部分、両脇に絞りの部分がくるようにしてみた。 おがわ屋きもの友達の中でも、騒ぎ仲間なのが、夢ジェンヌさま。 宝塚が大好きで、宝ジェンヌからとったというニックネーム。 この紫の格子の着物は、ぜんまいが織り込んであるもの。 実はおがわ屋の店頭に飾ってあったのを見た時に、いいなぁ、と思ったんだよね。 そっかぁ、夢ジェンヌさんのところへ行ったのね。 反物から着物になって、着ている姿を見て、やっぱりこの格子かわいい、と改めて実感。 帯は角だしにして。 すっかり忘れてしまった角だし・・・。 この日、女将さんから2月中に教えてもらう予定を立てた。 ついでに二重太鼓の結び方も習わないと、 袋帯は永遠に文庫結びになっちゃうよ。 番外編は由季さんの帯で。 ワインの会にちょっとだけ参加なさった方の帯が山本由季さんの作品だった。 梅、桜、その他のいろんな花がぎっしりつまった帯である。 色は抑えめだけれど、花のタッチは強いよね。 次から次へと欲しくなってしまうから、 由季さんの個展を見るのは楽しいけど、危険もいっぱい。 バレンタインデーも近いということで、おいしいチョコレートも用意されていた。 次回のワインの会は5月の予定。 手みやげには、dried fig とちょっとくさみのあるチーズにしようかな。 ワインに合うでしょ。 -
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