ちょっときもので・・・...mao

 

 

新春ミーハー始め - 2004年01月07日(水)

これ以上ご贔屓を増やしたら、舞台やライブを見にいく費用で破産しちゃう。
・・・と思いながらも、堅ちゃんで締めくくった2003年についで、
2004年は、浅草にて、この方で幕開けするのであった。
(新春ミーハー始めにお付き合いいただくのは、はい、いつものようちゃん。)

この方↓
去年は出遅れて、チケットがとれなかった新春浅草歌舞伎。
今年はなんとしてもいきますよ、
とかなりあちこちの先行抽選に網を張っていたんだけど、
なんのことはない、サンケイリビングがやっているチケット販売枠で、
割引料金でとれてしまった。
若手歌舞伎役者5人の他流試合ともいえる「新春浅草歌舞伎」。
中村獅童、中村勘太郎、中村七之介、
市川亀治郎、市川男女蔵の初顔合わせは3年前。
去年は、それまでの「新春花形歌舞伎」から名前を改めて、
公演スタイルにも大胆な改革が行われたそうだ。
獅童ちゃんの舞台を見るのは、
去年のコクーン歌舞伎についで、やっと2回目。





浅草公会堂はメジャーな場末

演目はこの3つ。今日の第1部には、獅童ちゃんは全部ご出演。
大役に挑むという、「毛抜」の粂寺弾正を演じるのは2部だった。
21日の2部に母が行くのだが、
チケットの1枚、行く先決まらずなんだよね。
行っちゃおうかな。お年玉の役者挨拶だが、本日は勘太郎くん。
獅童ちゃんは明日の1部・・・はずした。
ちなみに21日は亀治郎さん・・・こっちもはずした。







コテコテにしよう、と話はしていたけど・・・。
新春だし、浅草だし、歌舞伎だし〜、ってことで、
私達の精一杯のコテコテきもので、
とテーマを話してはみたものの、
最近人気のアンティーク着物の若者コーディネートを、
我々がやるのは無理がある・・・とあきらめる。
コテコテ改めクラッシック、と路線変更。
朱赤の着物は、母が20代前半で着ていたもの。
祖母が母に買ったものだそう。
鳥の羽は染めで、金糸と銀糸の刺繍入り。
箪笥の中にこれを見つけた時は、やった〜!っていう気分だった。
丸洗いに出したまましまっておいたようで、
しつけ糸がついていたのだが、
私ったら、そのしつけ糸をとる際に、
衿についていた飾りしつけまでとってしまった。
時すでに遅し・・・無知とはこの上なく恐ろしい。
帯はもちろん、山本由季作、「お正月」。






後ろ姿です。
今日は真っ赤な花が真ん中に出てきたわ。もう少し上げると、
羽根突きの羽がサイコロの下に見えたんだけどね。
もう、本当にかわいい・・・この帯。
そうそう、去年の10月の由季さんの個展には、この帯と同じ紬で、
黒地にクリスマスモチーフが染められていたものがあった。
赤いポインセチアの花が大きく描かれていて、星とか、赤や青の玉もあちこちに。
私が、母のこの着物が好きな理由の一つは、この後ろ姿。
右肩のところの、大きな羽。これが一番のお気に入り。
赤の色も、今ではなかなか目にしない朱赤だと思う。








番外編:山本由季作「クリスマス」
赤い着物を着ているけれど、私じゃないのよ。
これは、昨年のおがわやさんのクリスマスパーティにて撮らせてもらった。
おがわや仲間の中でも、特に仲良しの夢ジェンヌさんは、
振り袖ガールズをやろう、と盛り上がった中のお一人。
この帯を赤い中振りの無地紬に合わせ、半えりは無地グリーンに、
ワンポイントで柊の刺繍という、クリスマスコーディネート。









半えりを黒にするか、赤にするか、でけっこうギリギリまで悩んだ。
黒地でも、ウサギが跳ねているものだったので、
かわいいムードだったんだけど。
迷った時には、我がご意見番。母は絶対に赤と言う。
何で黒はダメなの? と聞くと、黒でもいいけど、
ウサギの柄がつまらない、ということ。
なんだ、色じゃなくて、柄の問題か。
この半えりにも小さなウサギが、
おもちゃにまぎれて跳ねているんだけどね。
帯揚げは、母の絞りのものを拝借。入り組にしてみる。
もっとたっぷりだしてもよかったかも。
帯締めは我が定番の丸ぐけ。






とっても「姫」なようちゃん
叔母さまの中振り袖だったというとってもクラッシックな着物で登場。
しかし、お袖はすでに短くなってしまっていた。
あぁ、残念。これは絶対に中振り袖がかわいかった。
中振りなら、嫁に行っても着れたのに!
この着物、地紋も入っていてとっても豪華。
ようちゃんの優しい雰囲気にびったりだわ。
帯はyahooのフリマで初めて買ってみた、というアンティーク帯。
ようちゃんと彼女のお花の仲間達は、7月にNYにて、
去年やったkimono styleの進化バージョンの
presentationをすることになっていて、
その時のために購入したものらしい。
そのまま、アメリカに置いてきちゃってもいいから、と言っていた。
確かに、向こうには、ファブリックとしてインテリアにしてしまう人も多いしね。
そうそう、見えませんが、足下もとってもお嬢なクリーム地に小花の柄足袋でした。





前はこんなふう。
帯の地色は実は紫。
この正面には、ちょうど花が密集しているところがでてきているけど。
半えりの地色は、帯の中の花の一色をとったワインカラー。
ちょっとわからなかったんだけど、
おそらく、大きな花が染めてあるんじゃないかな。  
あ、よく見ると、写真にきものの地紋が写っているね。亀甲です。
帯揚げは、ご覧のようにからし色の絞り。
最初は、バラ柄の大島紬にする、と言っていたけど、私の着物の話から、
これでは、ジーンズにセーターみたいになってしまう、と変更決定。
ようちゃん、今度、バラ柄大島見せてね。
(あ、その前に、ワンコ帯だ。)


11時開演の歌舞伎は、2時すぎに終演。
「吉野山」の勘太郎の佐藤忠信(源九郎狐)は、とても美しかった。
勘太郎くんって、あんなに色っぽかったっけ?
それは獅童ちゃんの早見藤太が、バカ殿ならぬバカ侍だからよ、
と、ようちゃんはなんともクール。
獅童ちゃんが、この日演じた中では、一番おいしい役だったのではないでしょうか。
花道での家来とのやりとりは、サイコーに笑えたのだった。

終演後は、天丼を食べに葵丸進へ。
とっても有名なお店だけど、ここの金龍かき揚げ丼は一度は食べてみたかった。
まさる、という天丼屋も気にはなっているが、
いつも行列だし、すでに2時を回っていたので、もうお店も終わり。
金龍かき揚げ丼、そのかき揚げの大きさにまずびっくり。
そして、かき揚げの中身にびっくり。貝柱、エビ、イカ・・・。
ご飯にご対面までの道のりは遠い。半分を手前にして挫折。
定食にしたら、ちゃんと食べられたかな。
あぁ、2500円もする天丼なのに・・・。





お腹もいっぱいになったので、仲見世通りをふらふらして浅草寺へ。


一応お参りをした後、浅草寺周辺のアーケードをふらふら。
人形焼きあるよ、芋ようかんあるよ、雷おこしは、
と所謂浅草名物に遭遇するが、
ようちゃんは呪文のように、亀十、亀十、と唱える。
老舗の喫茶店アンジェラで休憩をしてから、亀十へ。
ようちゃんに引きずられて、どら焼きと松風を購入。







こんなどら焼き初めて食べた。
ようちゃんが呪文のように唱えていた
亀十のどら焼きとは、どんなもの?
帰宅後、さっそくお茶にする。
どら焼きの皮が、他のものと全然違うのにびっくり。
やわらかい、しっとり、厚ぼったくない(かと言って、薄いわけではない)。
つぶあんも甘すぎず、でもちゃんと甘い。
(甘くなくておいしい、というお菓子はお菓子にあらず、
と思っているため、和菓子でも洋菓子でも、
「ちゃんと」甘くないといやなの。)


どら焼きって、ひとつをまるまる食べるのは、けっこう大変だったりするのだが、
亀十のどら焼きはひとつ十分にいけちゃう。
これ、一番の決め手は皮の違いだね。
松風も絶品。これも、あんこをくるんである皮がかわっているの。
浅草には何回も行っているし、雑誌でもテレビでも何回も紹介されているらしいけど、知らなかった。
ようちゃんが唱えていてくれたから、私も買おうって呪文にかかりました。
ありがとう。今度会う時には、おみやげで持っていきます。


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