ちょっときもので・・・...mao

 

 

はきものフェチのお気に入り - 2003年01月27日(月)

ひどかった腰痛はだいぶよくなったけれど、
まぁ、今月は慌ただしいし、忙しいしで、
4日に着物に袖を通した以来さっぱり・・・。
昨日も、おがわやさん企画の新年会があったけれど、
仕事入りでキャンセルするはめになった。
夜、新年会の様子をメールで知らせてくれたのは、
いつも素敵に、粋に着こなしていらっしゃる
夢ジェンヌさま。皆様新年会ということもあり、
やわらかもので豪華なお着物だった。
私、とっておきのカメリアの小紋を着るつもりだったのにぃ。

今日は、私の大好きな履き物のこと。足下のおしゃれって、
わりと子供の頃から気になることだった。
(母の影響は否定できないんだけど・・・)
小学三年生の時に買ってもらった、黒に赤い刺繍のウェスタンブーツは、
まだとっておいてある。

大学に入った頃は、母の持っている高田喜佐さんの靴がすごく素敵で、欲しかった。
だけど、すごく高くて手がでない。でも、クロワッサンの店の企画に、
キサ・シューズからズックみたいな靴がでた時、
飛びついて買ってしまった。真っ赤なズック。
オーストラリアに一人で旅行した時にはそれが大活躍だった。

大学三年生の春休み。貧乏旅行だったけど、シドニーのオペラハウスでお芝居を見たくて、
黒いレースのノーマ・カマリのワンピースを持っていった。合わせる靴はその赤いズック。
向こうで知り合い、お芝居に行くのをエスコートしてくれるという男の子が、
「えーー、ズックはいちゃうの?」
と言ったけれど、実際にはいてる私の足下を見て、
「びっくり。ぴったり合ってるね。」
と誉めてくれたことは、今でも覚えている。

私の友達にも、靴が大好きな人がいる。
NYのかずみちゃんの部屋には、ブーツ、靴、サンダル、スニーカー・・・と、
彼女のこだわりの履き物が並んでいる。
どの靴にも、彼女のストーリーがあって、眺めているだけでも楽しい。
これ素敵、あれ素敵、これどこの靴・・・と、うらやましくなるものばかりだった。
この冬はNYから離れて、雪深いAspenにいるから、あの靴たちは冬眠中なんだと思うけど。

私の履き物好きは、着物の場合も変わらない。
お草履よりも、下駄に惹かれる。
初めての着物を選んでくれたのは母だったけれど、そんな母も、私の履き物好きを知っているから、
草履は彼女が自分で選ぶから、と手を出さずにいてくれた。
最初の着物でのお出掛けは、お草履が間に合わず、母のものを借りることになった。
かなり地味だし、着物に合わない・・・というのが、率直な気持ちだったけど。


どちらも畳表のぽっくり型の下駄。
下駄でも、畳表ならば、普通のお草履と同じ位の格になるというので決めた。
私は背が低いので、ちょっと高さがあるものの方が、着物をすっきりと着ることができるし。
初めて買ったのは、桜の花の刺繍の黄色い鼻緒のもの。けっこう登場機会の多い下駄である。
その後、同じ畳表で、色の濃い、からすのものも購入。この鼻緒とおそろいの半襟もあるのだ。
着物とのコーディネートも考えてあるのだけれど、まだデビュー前。












いくら下駄派とはいえ、やっぱりお草履もないとね。
黒いエナメル台には、絞りの鼻緒をすげた。紬にも合うので、お気に入り。
ただ、鼻緒の黒い色が白い足袋にうつってしまうのが難点だけど。
グレーのエナメル台に薄いピンクの縮緬の鼻緒のものは、おがわやオリジナル草履。
真綿をぎゅっとつめた台は、ものすごく履き心地が良い。
普段、高さのある下駄が多いから、お草履を履いた時は、ちょっと視界が低いような・・・気がする。












これはお遊び下駄。黒い台に、いろいろ文字が書いてあるものは、母所有。
花柄がパッチワーク風に描かれているのは、私所有。どちらもまだデビュー前である。
一目惚れで、着物に合わせるなんて考えずに飛びついた。フェチなるゆえ・・・。













普段よく履くのがこの下駄。赤い塗り下駄は、テディベアの鼻緒なのだ。
実は母のものなのだけれど、すっかり私のものと化している。
母は、紺色の松阪木綿の着物に合わせて買ったらしい。
私は、格子の紬に柄足袋を合わせた時によく履いている。
奥のねじりの鼻緒の下駄は、花井幸子ブランドのもの。
一昨年買ったんだけど、去年の夏には、あちこちのデパートで、
同じスタイルの色違い(紫と黄色のねじり)を目撃した。
そっか、量産ものなのね・・・と思ったけど、活躍してくれる下駄だからそれも有りとする。

実はとっても欲しいなぁ・・・と思っているお草履があるんだけどな。
ご多分にもれず、京都祇園のないとうのお草履。
もう「これ」っていう台と鼻緒の組み合わせが、頭の中にあるから困ってしまう。
贅沢、贅沢。自分磨きを先にしてからお誂えすることとしよう。




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