パンドラの箱
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ねえ、ひとつになろうよ。
嫌なことは見たくない。 嫌なことは聞きたくない。
ただアナタの瞳だけを見て、 ただアナタの鼓動だけを聴き、 ただアナタのぬくもりだけを感じていたいから。
ひとつになろう。 融けてしまおう。
もう何も目に入らない。 もう何も聴こえない。 あたしを脅かすものは何もない。
ただここにあるのは、 アナタだけ。 アナタと言う存在が あたしにとってのすべて。
ふたり融け合う瞬間の、 お互いの繋がりは、 あたしが帰る場所で、 アナタが帰る場所。
ねえ、ひとつになろう? 細胞のひとつひとつまで融かし合って、 アナタでもない、 あたしでもない、 アナタであり、 あたしである、 ただひとつのものになろう?
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