パンドラの箱
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感情は個人的なもので、喜怒哀楽を持つのは、個々の勝手であるのは間違いない。
そう、勝手に傷ついて、勝手に悲しんで、勝手に怒っているだけなのだ。
そのことについて、責任を追求しようと言うのではない。
あなたがどう思おうと、私は確かにあなたを愛していたのだし、あなたを手に入れたいと願っていたのだし、あなたのありのままを受け入れていた。
それほどまでに愛した人を手放さなければならないほどの痛みが、 まるでなかった、とでも言いたいのだろうか。 別れの原因をすべて彼のせいにするつもりなのだろうか。 彼はきっかけに過ぎないのに。
想いが中途半端に終わる、それが別れというものなのじゃないのか。 そこに生じる痛みはそれぞれが昇華させなければならないもので、相手にそれを求めるのは、理不尽だ。
終わって尚、見守る、と言う想いは、余計なものなのかもしれない。
ならば。
私は窓を閉じよう。 もう、なにを想っても、それは届かないし、余計なことなのだ。
必要ないと。
ことさら念を押されたのだから。
ごめんなさい。
やはり最後の約束は無理なことだったのでしょう。
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