パンドラの箱
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その手を離したのはあなたなのだ。 絶対離さないと自ら誓ったはずのその手を。
私がありのままでいるのが、その願いだと。 そう言ったはずのあなたは、ありのままの私を受け入れてくれなかった。
カタチとして壊したのは私。
でも、本当の意味で壊したのは他でもない、 あなたなのだ。
「もう2度と同じ想いを他の誰かにさせないで」
最後の願いすら、たぶん、あなたは聞き入れてはくれないのだろう。
繰り返せばいい。 何度でも何度でも。
それを見て、愛しいと想う私は、 もうどこにもいない。
その愚かさを、哀れに想う。
終わって尚、私を傷つけることをやめないあなたに、 傷つけていることすら気付いていないあなたに、 哀れみしか感じられないことが、 とても悲しい。
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