にっき日和
おしながき前よむ次よむ


2007年04月07日(土) 一目千本

一目千本、ならず一目千人??

そりゃあ、もう・・・・・人、人、人!

行ってまいりました、奈良県吉野山。

古からの桜の名所、一度は訪れてみたい場所でありました。

ちょっと不便な場所ですので、今回はバスツアーに申し込みました。

しかし、お天気はあいにくの下り坂。

小雨が降ったり止んだり、お花見日和とはなりませんでしたけど。

噂には聞いていましたが、すごい人出でした。

狭い参道には人の列が連なり、山道はバス渋滞。

ま、しかたないですけどね、この時期は。

桜の盛りは短いですもん。



お花は、きれいでしたよ・・・・・

さすが全国に名高い、吉野千本桜。

こんなにたくさんの桜を、一度に眺めるのは初めてだと思います。

遠くのお山が、桜色の振袖を纏ったかのよう。

一目千本とはよく言ったものです。



そうそう、おやつも外しません。

参道途中の古びたお茶屋で、桜の雲海を眼下に眺めながら、

名物の葛きりをいただきました。

ちなみに、おみやげは桜羊羹に奈良漬を買って帰りました。

桜羊羹は、寒天の中に桜の塩漬けが入っていて、

色合いも春らしい、お花見のお土産にふさわしい一品だと思います。

それに、このあたりのお土産屋さんは、建物もずいぶん渋いです。

歴史を感じますね。



その昔、桜狂いの西行さんがこよなく愛した吉野山。

一見の価値はあるなぁと思いました。

今回は日帰りのバスツアーでありましたが、

いつか機会があれば、次回は温泉旅館に泊まりながら

人の少ない早朝に、こころゆくまで桜見物したいものです。



願わくば 

花の下にて 春死なん

その如月の 望月のころ



ぴょん

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