| Spilt Pieces |
| 2002年12月22日(日) 柚子湯 |
| 冬至。 柚子湯につかった。 心地よい香りに包まれて幸せ気分を味わっていたのも束の間、ガーゼに包まれた柚子を絞りすぎた私は、すぐに肌がヒリヒリしてきてしまった。 そういえば小学生の頃、何度も失敗しては笑われていたなあと思いつつ。 懐かしいことを思い出すときというのは、何となく寂しさも伴うから不思議だ。 思わず母に「またヒリヒリしてしまったんだ」と報告。 母は半ば呆れた顔で笑った。 ふとほっとしたような気がした。 私はいつでも誰かと何かを共有していたいのかもしれない。 柚子の香りに包まれながら、痒くなった足をそっとこする。 |
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