Spilt Pieces
2002年09月07日(土)  インターネット
インターネットは、我儘な私にとって非常に好都合なツール。
そして、だから怖い。


世にいうインターネット犯罪が怖いとは思う。
だけど今日書きたいのはそういうことじゃない。


寂しくなるとパソコンの電源を入れる。
そこでは見知らぬ人と会話ができて、その場限りで終わらせることができる。
例えば掲示板に友達が欲しいと書くとする。
友達ができる。
毎日たくさんの話をする。
でも面倒になってしまえば送らなければいいだけのこと。
そんな我儘がまかり通っている。


現実世界をより豊かにするための手段となりうる。
しかし一方で、現実世界からの逃避手段として用いることもできる。
本当は逃避などできていないのに。
現実に生きる人たちが、もう一つの社会を構築しているだけのことにすぎない。
相手は全て、この場にはいなくても現実を生きる人間だというのに。
そのことをしばしば忘れてしまう。


例えばネット上ではない世界で、誰かに罵声を浴びせたとする。
周りにいる人たちはその人を責めるだろう。
だけどネット上でいくら誰を責めようと、現実における「犯罪」として成立する場合は少なく(荒らしに対して警察沙汰にまでしようという人も少ないだろうし)、たとえその場にいた「周りにいる人たち」が責めようと、居心地が悪くなったら極端な話パソコンの電源を入れなければいいことなのだろう。


HNを用いることで、メールアドレスを変えることで。
どうとだって虚構の世界の中にその身を隠すことができるだろう。
また、同じような考え方をした人たちと、安穏とした落ち着きある空間を構築することだってできるだろう。


私は、できることならそれを現実世界にフィードバックさせたい。
だけどその勇気がない。
ただ、自分と違う意見の人を知ったり、その意見を聞くことをネットにおける目的の一つと据えられるような精神状態でいたいとは思う。
何となく、考えたこと。




ところで、6日に宇多田ヒカルが入籍したのだということを知った。
とても驚いた。
そしてうまくいってほしいと思う。
本人もホームページに書いていたことだが、この若さの結婚に珍しく、いわゆる「できちゃった結婚」ではない。
同じ年代の同性としても、大きな決断をした彼女のこれからの人生が、より豊かなものとなることを願う。




そういえば、昨日初めてBBSなるものを設置してみた。
早く自分用のホームページを開きたいと思うものの、時間とお金とやる気がない…。
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