(SleepWalking)



たとえあしたをわすれても
 

風が


強く吹いていたことだけを


ちいさく残しているあたしのアタマが


アイしてたはずのあなたを忘れないように


(じっさいあたしが


 ほんとうにあなたをアイしてたかは


 記憶に無いから


 解らないのだけれども)


たとえ


来るはずのあしたをわすれても


あなたのことだけは思い出せるように


深く深く


傷つけておいて


この身体が朽ちても消えないくらいきつく


あたしを傷つけて

2004年02月14日(土)


にほんブログ村 散文詩

 
 
 
 

back  next  chronological  latest  index

芳   Mail  My Favoite