(SleepWalking)



消える
 
雨はもう忘れてしまったから
面影すらないひとを愛している
夜に融けて消えてしまいたくて

2010年04月13日(火)


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ex.
 
きみをつなぎとめるための、

2010年03月11日(木)


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空白
 
もうここにはなにもない

2009年12月07日(月)


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珈琲色の夢を観る
 
雪の降る赤を揺らしては音を棄てるように耳を塞ぐ
存在しない両手を結ぶ空を撫ぜる
小さく囁く風を呼んで
くちづけて水を飲む

消えてしまったものは今でも
忘れられないままだから
けれど記憶だけは欠けてしまうから
もう失くしてしまわないように守っている
新しい夢など見ない

腐って淀む景色と濁った珈琲のある風景
そこにはなにが在ったのだっけ?

2009年11月08日(日)


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手を広げて
 
たなごころのうえでいきたえればいいのに、

2009年10月14日(水)


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振り返る
 
影が消えて光だけだと知る
わたしはどこへ消えたのだろう

2009年09月02日(水)


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時を滑る
 
棄ててきたものを拾い集めてあなたの像を作り上げる
思い出とか後悔とかそういうくだらないものであなたを
空洞を埋めていけばいい
はらの中身だとか目玉だとかそういう隙間を
口を閉じれば入口はない
全部詰めて縫い合わせてあなたの像を作る
全部詰めて
出来あがったら燃やしてしまうためにあなたを作る
灰は海に棄てにゆくよ
もう二度と思いださない

2009年06月11日(木)


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