ピンクリボン軍主催のイベント。
出順で以下のとおり
BRIT BANQUET
SABOTEN
PAN
凛として時雨
ピンクリボン軍
パンク/メロコアなイベントでひとつだけ浮いている感のある凛として時雨は「りんしぐ」というあだ名をつけられてましたとさ。
まず昼過ぎに起きてだら〜っとしつつ、3時半すぎに家をでる。
少し遠目の武蔵野線の駅から電車に乗り込み、武蔵浦和を経て北与野へ。
5時前には新都心VJ-3へ到着。早めにつきすぎた・・・
バンド予約のチケットを引き換えて横のデイリーにて立ち読みして時間をつぶす。
ちょうど良い時間に読み終わりVJ-3へ。整理番号は11番。
特にすることもなく、時雨の新Tシャツ(ネイビー×白)を購入してトイレに行って時間をつぶす。
知り合いが来てるかなー、と思ったら来ておらず。
1番手はBRIT BANQUET。
うん。まーいわゆるメロコアかな?エモ的な要素もありつつ・・・と思ったらexP2Hのバンドだったのね・・・
演奏力はあったかと。そんなに趣味な感じでもなかったけども。
Voさんが後々物販席でタバコふかしてて臭かった。
ギターの人が一瞬最前の客にギター持たせたりしてて、そういうのは少しほほえましい感じで良い感じだった。
2番手はSABOTEN。
騒動に巻き込まれるのを恐れて出入り口近くにて観戦。
勢いなんかはあるけど、途中の「3人対300人じゃあ!絶対負かせてやるからな!」的なMCに個人的には嫌悪感。
全体的には悪くないんだけど・・・そこだけが最後まで引っかかった所かな?
「俺らを信用しろ!」とか臆面も無く言える人をあまり信用出来ないと言うか。
「ピンクリボン軍が売れないような日本のシーンなんて全然信用できねぇけど、ピンクリボン軍を見に来たお前らは完全に信用する」みたいな事言ってたから、うん。
まぁよかったのかな?
音楽的にはパンクメロコアの間くらい。
凛として時雨を常に「凛と時雨、略してリンシグ!」と叫び続けておりました。
"して"抜けてるし!
まぁ、そんなもんか。
リハみてぶっとんだと言っておられましたよ。そりゃ予備知識無しにみたらぶっ飛ぶわなぁ。
3番手はPAN
今日はホントにガチっとこっち系。
MCが漫才みたいな事になってて面白いっちゃ面白いけどなんだかなぁっちゃなんだかなー、っつー。
ここでもリンシグ連呼。
「誰も言わなかったけどリンシグのリハみたときやばかったよね?ね?」とか言ってました。
ここまでずっと後方観戦。
フロントはSABOTENからずっとこっちモッシュな感じ。
客を鳩だと思ってるらしく、超芳醇の食パンを袋から出しては投げ、出しては投げしておりました。
で、先にトリのピンクリボン軍。
2003年のロックンロールパーティー(@サイクロン)以来の彼ら。
相変わらずお囃子みたいなベースラインと、ぶちぎれたVoさんが印象的。なんかヒゲが伸びててさらにパワーアップしてた。
アンコールで「凛と時雨に捧げます」と言って曲やってたよ。北嶋氏苦笑い。
で、4番手は凛として時雨でございます。
PANが終わって速攻前方へ行き、TK氏前方2列目でスタンバイ。
騒がしいロカみたいなパンクみたいな音がいつものあの曲へ変わると、空気がそっくり入れ替わって別のライブハウスに来たような感覚に陥る。
VJは幕があって、その向こうにうっすらとランプの明かりが見える。いつものエフェクター横のランプ。
想像のSecurityが始まって、同時に幕が開く。
今日もフェンダーのパールピックガードのテレキャスターを身にまとったTK氏と、ピンクのTシャツのピエール氏。
345さんはお決まりのSBV。かと思いきやワインレッドなマッチングヘッドのプレベをお持ちでした・・・ちょっくらショッキング。
TK氏の足元は、BD-2がOCDに変わっておりました。あとはいつものとおりOverDriveProとOD-3、PHS-1、DIGIDELAYにLS-2。後はAKAIのT1といういでたち。
後でTK氏に聞いたところによると、LS-2で切り替えてるのはグッと来たとき用のアンプのチャンネル(と言うかTWIN REVERBEは2個穴があるので)切り替えらしい。もう一方はVOLをあげているとの事でした。
FUZZったベースから感覚UFOが始まる。
あのSBV独特のアタック音が懐かしくもあり、はるかにローが豊かになったベースの音を聞いて少し納得したりもしつつ・・・
フロント部分はちょうどPAと中音の中間と言うところもあり、高音が薄い。
そこがちょっと物足りなかったような、SBVがプレベに変わったところとBD-2がOCDに変わったところの影響なのかどうか。
サディスティックサマー、OFT(小田和正フューチャリングTRF)、テレキャスターの真実と続く。
照明はほぼ、真裏からの逆光のみ。フロントの二人の顔は良く見えませんでした。
唯一の光源は二人の足元のランプの光。
照明がアウトするとボウっと下から照らされる二人の陰影がなんとも言えず凛としてた。
ラストダンスレボリューションをやって、この日着ていたHIPHOPTシャツを自慢して「取って置きのキラーチューン」である傍観へと。
聞けてよかった。
凛として時雨の持っている、いつまでも足のつかない夜のプールみたいな世界感が、一気に加速して全てが遅く進んでいくような感覚に陥ってしまうこの曲。いつでも亜光速の海へと僕を連れて行ってくれます。
やさしい声の螺旋と激しい叫び声の羅列が終わって、印象的なベースラインがループする中を狂ったように走るギターとドラムが終わった頃、中野さんは去って行って345さんも去って行って、最後にTKさんがギターを置いて帰って行きました。
少しの間ほかの音楽が聞きたくなくて、フラフラとフロアを出てロビーで少し休む。
少しずつ感覚が戻ってきて、ふと見ると中野さんが物販の人に財布をもらいに来ていて、話しかけて握手をして少しだけ話をさせてもらった。
こういう時は緊張して何を喋って良いかわからないんだけど、なんとかかんとかしぼりだして話して、そうこうしているとピンクリボン軍が始まったので見たり見なかったり。
TK氏も通りかかり、上記のエフェクターの話やTWIN REVERBの青白いランプはどっかのMODモノなのか?なんて話を聞いたり(秋葉で交換できるランプを300円で買ったとの事)、不躾な質問にも丁寧に答えてもらって嬉しかった。
帰り際、345さんにSBVはもう使わないのか聞いたら「もう使って無いです」との事。
ちょっと悲しくなりながら帰途に着いたとさ。
時雨の印象にSBVってバッチリだったのになぁ・・