2006年05月12日(金)  台湾臭。(後)
 
まずガイドさんが「オススメできませんねぇ」と苦い顔をしていた「臭豆腐」を食す。
 
臭豆腐とは呼んで字の如く、臭い豆腐のことで、臭豆腐、豆という字しかまともな文字がない食べ物で、その悪臭たるや、くさや級であり、屋台の前を通っただけで吐気を催すという強烈な食べ物で、こういうアクの強いものは、納豆と同じで口に入れると意外と美味しかったりするのだが、口に入れてもただただ臭い。謎のドロドロした赤い液体につけて食べるのだが、それがひっくり返るほど辛い。臭い辛い。屋台のメニューは全てこの二言に尽きる。
 
その後も、豚の血を固めた読み方が全くわからない餅「曾阿婆猪血糕」、妙な甘さの読み方が全くわからない台湾風ソーセージ「紅花・紅桂香腸」、全身白い粉だらけのおじさんが作っている小籠包など食べたが、どれも臭くて辛い。そしてこの臭辛いが妙に癖になる味で、いくらでも食べたくなる。このチープと混沌の波にまみれるにつれ、あの台湾臭にも耐性がつき、常に引き気味だった妻も、積極的に屋台に入るようになり、あれ食べたいこれ食べたい言いながら、どうにも形容できない食べ物を次々に買ってくる。
 
また絶対行きたくなりますよ。と、旅行会社のお兄さんが何度も言っていたが、日本に帰ってきてこの日記を書きながら、その意味がようやくわかったような気がする。また臭豆腐、ちょっと食べたいかも。
 

-->
翌日 / 目次 / 先日