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| 2006年04月09日(日) 内緒の話。 |
| 本屋で僕の本を見つけるたびに見えやすい所に並び替えるという悪行を犯している。2冊しかなかったら10冊仕入れて8冊売れたと思い込んで悦に浸っている。1冊も置いてなかったら完売されたと飛び上がりたい気持ちになるわけがなく店長を気持ち睨みつける。 婦長さんの娘さんが僕の本を気に入ったらしく、婦長さんに本の表紙にサインをせがまれてこそばゆい面持ち。職場では職場のキャラがあって、モノを書くときはモノを書くときのパーソナリティが存在する。それがナースステーションの中でごちゃまぜになって恥ずかしい。 そんなゴチャゴチャな状況の中に、ナースステーションに妻がひょっこり顔を出す。妻は僕に一瞥した後、入院予定の患者さんの情報を話し始める。妻と僕は同じ職場なのだ。看護師とソーシャルワーカー。職種は違うけど、僕たちはたびたび顔を合わせミーティングを行う。 妻と僕は仕事中、二人の会話は一切しない。それはお互いプロとして医療に関わっているから。私情を一切介入させず、付き合う前も、付き合った後も、結婚した後だって、僕たちは職場では仕事の話しかしない。でも僕は時々妻のお腹越しに「ややちゃん。パパとママはこんなに頑張ってます。そしてソーシャルワーカーとしてのママにまたちょっぴり怒られてます。また家に帰ってからこのバカ主任って罵られるのです」と、下唇を気持ち出しながらテレパシーを送っているということは妻には内緒。 |
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