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| 2006年02月14日(火) そんなバレンタイン。 |
| 「ただいま」 「あ、おかえり」 と、最近は自分の部屋に戻らずに、仕事帰りに直接彼女のマンションに向かうことが多い。そのまま風呂に入って一緒に眠って仕事に行くという半同棲生活。パソコンのない彼女の部屋は、僕を縛るものが何もなくて居心地が良い。 「あなたはどうせLOOKチョコレートしか食べないでしょ」 LOOKチョコレート。あの口の中でとろける安チョコレート。いろんなフルーツの味が入っていて、一人で全部食べると具合が悪くなるチョコレート。そんなバレンタイン。LOOKチョコレートが好きなことを知っている彼女からのバレンタインは決まっている。LOOKチョコレート10個パック。 「そんなわけないでしょ」 彼女は夕食の準備をしながら小さく笑う。鍋の中でグツグツと赤いスープが湯気を立てている。前の彼女もそうだったが、今の彼女も僕が将来太ることを過剰に心配している。そんな僕にLOOKチョコレートを与えるなど言語道断。私の手料理で我慢してね。と、ニコリと笑う彼女を抱きしめる。 「こんな美味しそうな手料理を毎日食っていたらLOOKチョコレート毎日食べるよりも早く太っちゃうよ」 「毎日は作んないわよ」 クールに呟く彼女の温かい手料理。そんなバレンタイン。 |
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