2006年02月10日(金)  湯河原。
 
神奈川県の湯河原に来ている。熱海でも箱根でもなく湯河原なのは、彼女は過去に熱海にも箱根にも旅行に行ったことがあり、まだ行ったことのない湯河原に行きたいと希望したためで、熱海と箱根は静岡県で湯河原は神奈川県だということすら知らなかった僕は、彼女に言われるがままパンツ、靴下、Tシャツを各2枚ずつ、洗面道具とカメラを準備して午前9時、池袋の日産レンタカーで車を拝借して東名高速で3時間にも及ぶ渋滞に耐え、2時間も露天風呂に悠々と浸かっていたため彼女は不機嫌。先に寝てしまった。
 
僕はホテルの自動販売機でビスケットにバニラアイスがはさんであるちっとも美味しくないアイスを食べながら、何という名の川だかわからないが、ホテルの下に流れる川のせせらぎを聞きながら午前0時。この日記を書いている。
 
ホテルの案内を読むと、島崎藤村、夏目漱石、芥川龍之介、安井曽太郎など多くの文人墨客がこの地を訪れていると書いてあり、物書きのはしくれである僕も何かしら文学的な思いに耽りたいところだが、先程購入したアイスが200円、缶コーヒーが150円、彼女が目覚めた時に飲ませようと思って購入したペットボトルのお茶が200円と、法外な値段に憤慨するばかりでちっとも平静を保つことができない。ビールなんて700円もする。
 
彼女が寝返りをうった。テレビではトリノオリンピックが流れている。寝てるかと思って先程テレビを消したら、「ちょっと見てるんだから」と言ってまた寝てしまった。可愛いと思う。美しいと思う。早くお風呂に入ってくれと思う。
 
このホテルには2泊滞在する予定である。他の予定は何もない。
 

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